椅子上生活

主に椅子の上にいます

2023年振り返り(後半)

2023年まとめ、後半。

 

7月

Twitterが死んで息ができなくなる。

blueskyは6月から始めていたものの、7月はタイッツーも始めてみた。他SNS は裏垢的に愚痴だけ言いに来るとかは嫌なので、ほぼ生活の呟きのみをすることとなる(何食べたとか眠いとか)。呟かないと死ぬ人種は生活の中で息をするように呟くのだ。

実家の方で大規模な水害が発生。遠隔ながらどこの道が通れる、どのスーパーが無事等のニュースをSNSを駆使して逐一家族に届けてキモがられる。実家は幸い被害なしだったが、友人宅や知り合いなど広く被害が出たようで心を痛める。

太鼓にハマりすぎた次男と夏休みの工作としてマイバチを作成。以来、次男はいつでもどこでもリズムを刻み始める。

 

8月

タイッツーで買い物しまくる。ファンボ支援もしてるけどタイツに居てくれる企業垢ありがてえ。

朝一、家を出ようかというタイミングで父危篤の知らせ。呆然としながら「父が危篤らしいんです…」と言いながら出社したら、なんで来たんだ、という勢いで帰されてそのまま帰省する。

面会予定時刻に病院に行くも、なかなか呼ばれずもだもだしていたところ、「先ほど心停止した」と伝えられる。家族全員が揃った目の前で死亡確認をとってもらい、データ的には死に目に会えたということに。まあ6月の実家滞在でだいぶ父と2人過ごせたこともあるし、ここ最近は特に苦しそうにして話すのさえやっとだったのと母も介護疲れになり優しくできないと悩んでいたのもあり、楽になれて良かったね、という気持ち。

そのまま葬儀に…といきたいところだけどお盆で坊さんも居ない、色々業者も休み、という中でなんやかんやあって神式家族葬で見送る。その後手続き等で10日ほど滞在。母はボーッとせい、ということで家事はわたしが切り盛り。兄弟甥姪揃って10人くらいいたので、食事の用意だけでも大変だった…。

 

9月

新車納入!13年乗った車とお別れ。寂しい。買取価格は6千円。安い…

父の49日(神式だと50日)は実家の方にいるメンバーでやるよということで、手続き関連で忙しくなる頃にまた行く約束をしてスルー、おまかせした。

 

10月

新しいSNSで会った人たちに会う機会があり、とても嬉しく楽しい日々を過ごす。よかった。

長男が学校の課外授業で職場体験へ。たった3日だったけどいい人の所へ行けたようですごくすごく刺激になったらしく、「俺、生徒会に立候補する」とまで言い出して変化にビビる。後日の生徒会選挙は10人ほどの立候補があり、残念ながら落選だったけど自分から動いたこと、とても偉い。その行動がすごいと両親で褒めまくった。

実母が同窓会で仙台に行くというので現地で合流して2人で秋保温泉旅行。オールインクルーシブのお宿で何から何まで至れり尽くせり、楽しく旅行をする。また行きたい。母と2人で実家の方に帰り、実家の片付けや父の手続きを進める。全然物が減らない。またちょくちょく行かねばならん。

 

11月

仕事で大きいイベントがあり、準備をコツコツしたものの、初めてのことでどうなるのか全然分からずお客さん全然来なかったらどうしようと悶々として蓋を開けたら大盛況。むしろてんやわんやになる。なんとか無事終わって良かったです。

ずっと通わせてあげたいと思っていた次男の絵画教室、通える範囲に見つかったので習いにいくことに。絵もやるけど図工の教室で、色々作ったりするのも楽しいらしい。本人も楽しそうに通っていて本当に良かった。先生も大らかでチェーンのカチッとした教室より合ってそうで何より。

 

12月

次男、インフルで学級閉鎖。数日後に大事なイベントを控えているわたし、青ざめながらも看病、消毒、隔離をがんばる。

なんとか次男以外感染なしで無事乗り切ってミッチーのFCイベ、ミチクリ☆へ。この日に合わせエステの予約をしてたのでイベント前に町田まで〜。

プライベートリラクゼーションサロン オランジュ

タイッツーで知ったサロンなのです。このエステの効果がマジでマジですごくてビビる。足も細くなり顔もシュッとした。こんなに変わるん!?っていう。ツーショ写真が楽しみ。

イベントは、去年よりお疲れの感じでもなく、ニコニコとツーショ写真を撮り、トークショーも前の方ではあったものの最前というわけでもなく、だったのですが、これがもー、すんごいすんごい目線が来て、信じられないくらいの幸せな1日でした。一生分目が合ったんじゃないか…。おかげで内容あんま覚えてないw

 

年末、年に数回しかない家族全員集合の日(夫とはコロナ禍以降は学童利用を減らすために基本、休みをずらしている)があったのでみんなでどうぶつ王国へ。楽しい〜。いろんな動物いる〜。タイッツーのミナミコアリクイだー。帰りに温泉にも行って大満足。

 

今は、今年太鼓にハマった次男が紅白の曲に合わせてリズムを刻むのを眺めながら年越しです。

 

 

今年後半はほぼタイッツーをして過ごしていて、たった半年なのに大事な存在になったなあ…。ついにリプもできるようになったし、成長著しいタイッツー。

そして何度も来る感染危機。イベ前に合わせなくていいよ、ほんとやめて欲しい。

大変なことも多くて遠征も帰省もかなり多く、出費も多い一年でした。まあ、そのためにこれまで稼いできたと思えば…。いや、ほんと出費が多かった(吐血)。思い立ったらすぐ旅立っちゃう妻を容認してくれてありがとう、夫。

 

ということで後半も年内間に合ったね。では本当に、よいお年を〜

2023年振り返り(前半)

大晦日だけど今年の振り返り。

 

1月

年末に家族職場でクラスター発生。ピリピリとした臨戦体制の正月。

ハラハラしながら無事家族誰も感染せず、コロナ危機からの星野源初のファンイベント、REASSEMBLYへ。

大阪と横浜、各1日の予定が、間に合うし席埋まってなさそうなのもあり、予定より1回多く行く。

4日程のうち星野源誕生日当日だけ行かなかったものの、誕生日当日に声出し解禁で星野源泣く、の報を聞き、悔しい思いをする。

大阪旅がめっっっちゃくちゃ楽しかった。

 

2月

ANN55周年。ANNミュージアムとメロンパン号TBS展示に突発的に行く。オールナイトニッポン55時間放送は帰省と被るものの全部聴く暴挙。ANNクイズはあと1問詰められず。くぅ

正月から時期を外して帰省。父とボウリングに行くも、息切れして中断。

 

3月

行ってみたかった那須の秘湯、北温泉へ。江戸時代からの建物と温泉、趣がありめちゃくちゃよかった。結構歩くのと建物内階段が多いので足腰丈夫な人ならおすすめしたい。

ふらりと行ったイベントでカービング体験(野菜をナイフで飾り切りするやつ)をする。楽しい。速攻でカービングナイフを購入。

 

4月

早速カービング体験教室に予約して行ってみる。石鹸彫るのたのしー。消しゴムはんこと通ずるところがある。

 

5月

繁忙期なのに三連休入ってたので父の具合が思わしくないのもありGWも実家へ。子供たち、遊びまくる。この時はまだ父はみんなと食卓を囲みお酒も飲んでいた。

AppleONE加入したのでアーケードで適当にゲームをダウンロードしたところ、次男、太鼓の達人にハマる。

5月28日、ミッチーのツアー参戦。カラーは黄色。開始2daysの2日目ということでほぼネタバレなし。予習できないの楽しい〜!

 

6月

上旬、母コロナ感染の報。

未感染の父のお世話をする人がいない(この頃は容態が悪化し酸素吸入を開始、ほぼベッドで過ごしている)ということで、感染リスクがあるところに近所だという理由だけで幼稚園教諭の弟嫁にはさすがに頼めん、ということで決死の覚悟で単身実家へ。

母の看病と父のお世話を覚悟して行ったが、母はごく軽症ということで自主ホテル隔離してもらうことになり、わたしの仕事は濃厚接触の父のお世話だけになりだいぶ気が楽に。実家を消毒しまくった後、家で父とゆったり過ごす。暇なので家の不用品整理をしまくる。この間、毎日抗原検査、陰性。

そろそろ母隔離も終わりか、という頃に、少し咳が出る父も何気なく検査したら、父のコロナ陽性が発覚(幸い無症状)。

あとから聞くと、母陽性の後、父は一度も検査していなかったとのこと。早く言えー!しかし酸素吸入してて検査自体も負担になりそうでこちらからお願いできなかったのでした。しょうがない。

母を家に連れ戻し、父のお世話バトンタッチ。濃厚接触となったわたしは実家にも自宅にも戻れず、自宅近くでしばらく自主ホテル隔離生活後、復帰。無事感染を免れて生還しました!!

この辺の経過は全部ブログに書こうと思ってたけどモタモタしてるうちに機を逃した。

 

下旬、ミッチー大阪。再び大阪だー!ワーイ セトリ2種とのことで友人を連れて行くのに予習できず困ったw

時間があったので2days連日参戦。遠征2daysは体力が厳しいw

 

 

前後編に分けるつもり無かったけど、後半書いてると年内にアップできなさそうなので一旦ここでアップ。

 

念のため、良いお年をー

タイッツーという楽園

ブログ投稿せず何やってんだ、というここ数ヶ月。タイッツーを始めていました。

 

2023年7月、Twitterの閲覧・投稿数規制が急に出てきたり、その他色んな変更が出てきて「ツイートができないなんて死ぬ」という人種がTwitter外に溢れ出したのですが、それを受け止めるように多数の新しいSNSが誕生しました。

 

一通り試してみましたが、フォロワーみんなごと移動しなきゃやだ、みんなが居るとこに行きたい、と思っていたのに、そうでもないタイッツーに今は入り浸るようになりました。

 

始めた当初、タイッツーはリプもRTもアイコンの変更も画像投稿も検索もできないSNSで、そんな中で靴下屋さんがタイツの歴史を連投し始めたと聞いて、なにそれおもろーと登録。(現在は上記の機能のうちリプ以外は可能)

壁打ちの呟きをしながらタイツの歴史を読み、ちょっとずつできることが増える赤ちゃんSNSというのも応援したい、見届けたい、と思いました。

その後実装されたパブリックタイムライン(PTL:呟きを公開している全員のリアルタイムのタイムラインが見れる機能)というのも、なんとなく誰かの呟きを眺めたいという欲をフォローを増やすことなく果たせて、居心地の良さを感じました。(PTLに表示しないことも呟き単位で設定可能)

 

タイッツーに居る時間が長くなって気付いたのは、Twitterのおすすめが「誰かの怒り」に溢れていること。そしてそれを袋叩きにするところが可視化されるところ。

学生時代、小町を読んでは憤慨していた頃、ふと「わたしは何に怒っているのか。これは、人生の時間の無駄だな」と悟ってなるべく見ないようにしたことを思い出しつつ、一旦少し離れてみるのもいいかも、と思いました。(おかげで最近は最新ニュースや炎上系の話題からはすっかり疎い)

 

タイツの姿をしたこんな怪しい新しいSNSに入ってきたタイッツーユーザーは好奇心旺盛な人が多く、また、Twitterの悪いところも自覚しながらなるべくポジティブなことを発信しようという人が多いこともあり、「生産性はあまり無いけど落ち着く自室」のような雰囲気になっています。

Blueskyとの違いは、なんというか、やんちゃさ…?

Blueskyは大人って感じがするのと、結構著名人が居るので、タイッツーと違って見る専みたいなフォローの仕方があるな、と。

タイッツーは活発な著名人もいないし企業垢もそんなに多くないので、全体がゆるくて主導する人がいない感じ。ただ、ユーザー発信でぽつぽつ企画が立ち上がったりとか特定のハッシュタグが流行ったりとかゆるゆるゲームが流行ったりとかはあります。

リプライも引用RTもできないけど、ハッシュタグのおかげもあってか、なんとなくゆるーく繋がりがある感じがします。検索もBlueskyよりタイッツーの方が使いやすい感じ。一応メンション機能もあるし。

 

あと、わりとなんでもタイツモチーフに絡めがちなタイツ民ですが、実はわたしは「タイツ」、外に積極的に言うのは結構恥ずかしいなーと個人的には思っていて。

タイッツーは二次創作可となっているのでタイツのぬいぐるみやらアクキーやらを有志が色々作っているのですが、あまり食指が動かず、ガチャ(タイッツーにはログボで毎日石が配布され、その石でガチャができる)をモチーフにしたグッズや「辻いいね」(お互いいいねしかできなかった頃の名残で、共感やいいねと思ったらフォロー外からも気軽にいいねされる風習)や「タイッツー○○部」などの文化をモチーフにしたものが好きで、そっちのグッズには少し手を出しています。

(そもそもアイコンが自由に設定できるようになった時点で、「タイツ」にそんなにバリエーションは無いなと誰もが悟ったのでした…)

 

そしてタイッツーは個人開発・運営のため、サーバー代めっちゃかかるんじゃない?のアンサーとして、pixivFANBOXでの支援や企業向けプロモーションサービスがあり。

現状なんとかなっているようです。負担ばかり増えてサービス継続できなくなったら悲しいけど、中の人(開発者)のほくさんが面白がって軽やかに色んな機能追加してるようなので、俺たちは付いていくだけです…。

タイッツーキャンペーン(お買い物金額の一部がタイッツーに寄付されることが多い)も色々あって楽しいし。

この半年、普段買わないものを買ってるな、という自覚がある。キャンペーンはあまり気張らず、欲しいと思ったタイミングで利用していきたいなと思います。

 

近々大型アップデートも控えているようだし(ガチャ関連かな?)、ゆるゆると自室でのんびりの気持ちでタイッツー続けていきたいな。

追記。この後12/13についにリプ機能実装されましたー。リプ可能範囲設定、階層の制限、スタンプ機能など炎上が起こりにくい構造になっててすごい!

日々の生活のクオリティアップには、使用時間が長いものをグレードアップするのが良いと思う

今週のお題「30万円あったら」



絶妙にリアルで今すぐ買いたくなる金額なの、よくないと思う。


30万あったら新しいiPhone家族分揃えたいけど、足りないので、iPhoneと iPadのProとApple pencil2を買って終了かな…。
日々の生活のクオリティアップには、使用時間が長いものをグレードアップするのが良いと思うので。


…30万の使い道として具体的に考えたのに、30万が手元にないのがおかしい。悲しい。
なんてひどいお題だ。もう買った気になってその後の生活まで想像したのに。



ていうかこの前車買いました。買ったというか契約してきた。
30万どころじゃないんですけどね。


今乗ってる車も12年経ち、16万キロも走っててもうそろそろやばいので…。
今度は軽にします。


今は軽自動車も高い!きびちい。
でも地方では車は足なので、無いと生活できないんでね…。
大事に乗りたいですねえ。


金だけではどうしようもないけど、30万あったらミッチーのツアー全通できるのかな。
足りないかぁ…。いやぁすごいよみんな。



というかこのくらいの気軽な内容の話が、Twitterの API制限の話が出てからしづらくて。

こうやってTwitterユーザーのツイートがなんとなく徐々に減って活気がなくなってユーザーが分散して、このままTwitterは終わっちゃうんだろうか。


mixiはどうだったっけ。
mixiがどんどん変わってしまって、人もTwitterやFacebookに流れて、やがて見なくなったのかな…。


今回はあんなに緩やかではないし乗り換え先があるわけではないのにユーザーが分散だけして、もう戻れないのかなぁ。寂しいね。


全部買うには足りない…。お高い。

金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」が良い!

テレビ朝日の金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」を見てます。


www.tv-asahi.co.jp


元々原作が好きなのですが、映像化に向かない展開も多いので(めちゃくちゃ面白いんだけど嘘っぽくなっちゃいそうだから)、実写はどうかなーと思っていました。
それが予想以上に良い出来です。


舞台が北海道じゃないとかミキサーがオリキャラ化*1とかエピソード端折られすぎとか不満は多少あれど、展開の嘘くささ(というかフィクションレベル)と深夜ドラマのチープさがちょうどよくマッチしていて楽しく見れてます。


それにキャストがみんなハマっている!
小芝風花さんどうかな?と思ったらめちゃくちゃがんばっててミナレだし、麻藤さんのうさんくささ最高だし瑞穂ちゃんの世間擦れしてないっぽさは原菜乃華ちゃんピッタリだし茅代まどかのベテラン感、平野さん素晴らしい〜。久連木さんの枯れ具合も良い。


テレビでやるには無理がある「波の智慧派編」もコンパクトにまとめられててこれはこれで満足。


そもそもこの漫画のドラマ化はキャラさえ立っていればあとはオリジナルストーリーでもいいくらいだと思っていたので、テレビで無理じゃねと思ってたミナレの軽快トークがばっちり映像で見れてるところでもう好きだし、さらに思っていた以上に原作要素をうまく取り入れてドラマに再構成していて、ラジオ愛も感じて好きィ!しています。


原作の好きなところ、ミナレ以外(笑)のみんなのラジオ愛溢れるところ。もちろん作者さんもラジオ好きなんだろうなというのが伝わってくるんだけど、その主人公のミナレが全然ラジオ好きじゃなかったという設定がまた好きなのです。

ミナレの好きな番組が相撲中継とショウアップナイターとか、いわゆるラジオが好きという人のそれとはベクトルが全然違っているのですが、そんな中でもミナレなりに愛を持ってラジオに向き合うところがいいなと思います。


ちょいちょい出てくる、ラジオの特性や可能性を信じているセリフに痺れるー!

麻藤「ラジオの強みっていうのはリスナーとの距離感だ。テレビの視聴者はお客様、ラジオのリスナーは参加者だ」

放送事業として、
ラジオがテレビに勝っている部分が
4つある。

#地域密着性
#災害への対応力
#反応の早さ

あと1つは…『#自由』だ。


うんうんそうだよね、だからラジオが好き、と思いながらドラマを見ています。


まだ原作の謎も解明してないけど、このままドラマのオリジナルストーリーも織り交ぜつつ、自由に暴れるミナレが見たいなあ。
楽しみにしてます!



↑6巻だけどこにも在庫がなくて、やむなく中古を買ったんだけど、ドラマ化で重版かかってたらいいなあ

*1:ミキサーが瑞穂に片想い、まで乗せると要素多すぎなのでそこは納得済み

眠れない夜に思う、(元)行きつけのパン屋のお姉さんのこと

寝ようとしたところでふいに行きつけのパン屋さんでよくしてもらっていた女性が亡くなったらしいという事実を思い出し、悲しくて受け入れられなくて寝れないので記録としてまとめておきます。


※この記事を書いた翌日に大変なことになったので、最後に追記をしています。



そのお店は、菓子パンから惣菜パンまで種類豊富なかわいいパン屋さん。
いつも4人くらいのスタッフさんが厨房と店内を忙しく行き交う、賑やかなお店です。


長男の保育園のすぐ近くのそのお店で、いつも遅めのお迎えだったわたしは、帰って夕飯を作るまでにお腹が空くだろう長男のために、よく菓子パンを買ってから帰るのが日課でした。
保育園が楽しくて帰りにぐずる長男の説得材料としても「パン屋さんに寄って帰ろう!」は魔法の言葉でした。
息子のお気に入りは、甘い「おいものパン」。

このお店のパンは気取っていなくて食べやすくて、どれを買っても美味しい、お気に入りのお店でした。


そんな出現頻度の高いわたしたち親子はすっかり覚えられ、毎日話しかけてもらっては息子ともどもかわいがってもらっていました。
明るくて笑顔の素敵な、わたしより少しお姉さんな女性。


ある年の息子の誕生日には大好きなライダーのハンカチのプレゼントまでいただいてしまい、その後、息子と一緒にお礼の手紙を書いたりしました。
ただの常連客にそこまでしていただけるのか!?いや、うちは特別ってことなのか?とフワフワ嬉しくなったりもしました。


保育園卒園後は、通勤路から外れてしまったこと、同じタイミングでパン屋さんの閉店時間が短くなったのもあって足が遠のいたけれど、たまに家族で出かけては、お姉さんに挨拶しつつモリモリ購入して、みんなでおいしいおいしいとパンを食べていました。


その後はわたしの仕事の休み曜日とパン屋さんの定休日が同じのため、ここ数年はたまにしか行けなくなっていたけど、たまに行くと声をかけてもらって「長男くん元気?」などと会話しては盛り上がっていました。


「お店のスタッフと元常連客」なだけの仲だったけど、10年以上顔見知りで、店に寄ると必ず声をかけてもらえて、結婚で知らない地に来て友人のいなかったわたしには大切な人だったなと今になって思います。




そのお店のLINEである日、「母が亡くなったのでしばらくお休みします」とメッセージが送られてきました。


お店のおばあちゃんが亡くなったのかなと思ったけど、そういえば数年前に「息子がこの店で働き始めた」というお話を聞いていたのでした。


なんだか心がザワザワして、その後お店が再開して何度か行ったけど、いつ行ってもお店に立っているあの人がいなかった。



実は、いつ行っても店頭に居るから、働きすぎじゃない?とは思っていました。


元々お父さんがパン職人として働くお店で、娘であるその人も店頭に立っているのだと、長男が保育園を卒園した後、地元の情報誌に掲載された記事を見て知りました。

お店もスタッフさんを雇ってはいるけど、家族経営的なところがあって、いわば「経営側」のあの人は、あまり休まず働いていたのかもしれない。


その働きすぎが原因かどうかは分からないけど、悲しい。もう会えないのが寂しい。


いつどうして亡くなったのか、本当に亡くなったのか、お名前も苗字しか知らない、何も知らない間柄だし、他のスタッフさんとは親しくもないので聞けないのだけれど、いつも居たあの人がいない。



だってわたしより少し上くらいの、息子さんもおそらくハタチそこそこの、まだまだ若い人だったじゃない。


いつお葬式をしたのかも知らなかったし、今さらお線香をあげに行くほどの仲でも無い。



行き場がない思いだ。



ということをお布団の中で思い出して寝れない。



*******

翌日、ここに書いてなんとか気持ちに整理もついたしと、最近足が遠のいていたそのパン屋さんに行くことにした。


子供達も誘ってみたけど、腰を上げないので一人でパン屋さんへ。


店内に入り、見回してもやっぱりあのお姉さんはいない。


いつもの長男のお気に入りの「おいものパン」、名物のクリームパン、わたしのお気に入りのコロッケサンドと素朴で美味しいレーズンクッキーなどなど、モリモリ買ってレジでお会計を済ませたところで、
「もぐなおさん?」と呼ばれ顔を上げると、そこにその人がいた。


はい、居ました。

お姉さん生きてた!w


勝手に死なせてごめん、ていうかもう居ないのかな、とメソメソ大公開した翌日にやっと会えるなんて、そんなことある??


びっくりしすぎて、なんだか申し訳なくて、嬉しくて、泣きそうだったけど、いつも通り「長男くん元気?」と声をかけられて、「元気です!もう中2ですよー」「あー、もうお買い物についてきてくれない年よねー」と他愛ない会話をして、ニヤニヤニコニコ、次は早めに来なきゃ、子供達も連れて、と心に決めて、ウキウキと帰りました。



さて、もう感謝も伝えられないかもと思っていた人にまた会えたので、今後きちんと連絡を取りたいな。どうしよう。


こんなこと考えてたなんて恥ずかしくて申し訳なくて言えないけど、でもあの頃からのありがとうの気持ちを、今度手紙にでも書いて渡してみようかな。

菜箸を全部捨てた話

現在のお題、『私がとらわれていた「しなきゃ」』というお題らしく、本来は性差とか役割とか真面目な話だとは思うのですが、ささやかなものだけどかなりよかった「しなきゃ」を捨てた話をします。


それは、菜箸のペアをそろえること。


菜箸ってだいたい長さや模様が違うものがセットで売られているので、菜箸入れからペアを探し出して使っていました。
時にはちぐはぐのペアになってしまったり、1本だけ見つからなかったりすると、イライラしますよね。



それがこの方法で、その探す時間、菜箸が一本だけないイライラとも無縁になりました。



100均に売っている模様無し・長さも同じ菜箸を大量に買って、それまでの菜箸と全入れ替えをおこなったところ、料理の際の手間が劇的に改善されました。


スス竹菜箸 27cm 3Pjp.daisonet.com

↑こちらはダイソーですがセリアでも同様の菜箸セットが売ってます。


傷んだらペアではなく単体で捨てることができるし、少なくなったら同じものを買い足せばOK。


今すぐできてコストも安く、そのわりに得る効果が大きいので、大変おすすめです!


その「しなきゃ」、すぐ捨てましょう!




私がとらわれていた「しなきゃ」

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