椅子上生活

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SNS時代を見据えたチャレンジ商品「ベリーベリー納豆」の食べ方。

ベリーベリー納豆

おかめ納豆から「ベリーベリー納豆」なる期間限定のチャレンジ商品がこの春発売になりました。

「ストロベリー・ブルーベリー・クランベリーの3つのベリーソース」とのこと。


いちごとピンクのファンシーなパッケージが目を引きます。
野菜売り場では旬のいちごが売っている時期だし、地味めな納豆売り場ではよく目立っています。

お味は…?

さて、肝心の味はどうでしょうか。


ところで、納豆に砂糖を入れる地域というものが存在しており、弟がよく砂糖入りの甘い納豆を食べていました。砂糖納豆はきなこのような味わいになります。


ベリーはともかく、きなこ味と思えばそれほど悲惨なことにはなるまい、と思って試しに買ってみました。


納豆部分は普通の納豆、たれがベリーソースです。ほのかにピンク色。
タレの袋は他の期間限定商品と共通らしく、青くてかなり渋いです。
おかずにならないとやだな…と思い、まずは3/4くらいを醤油で味付けして食べてみました。
普通です。

残りにベリーソースを適度に投入。
甘いきなこ味を想像していたところ、見事に予想が打ち砕かれました。


なんと、しょっぱい。普通におかずになる味です。かすかにベリーの風味がしますが、朝食のお供として食べる分にはそれほど気にならない気がします。


まずくはないけれど、美味しいわけではない。つまり、微妙。


おすすめの食べ方

「パンに合わせる新感覚」というコピーでブルスケッタなどの調理例がパッケージに載っていますが、パンに合わせるなら他の普通の納豆の方が迷いなく合う感じがします。


他に合う食べ方は無いかなーということで納豆巻きを作って食べてみました。

酢飯のほの甘さがマッチしていて、酢飯の香りもあってかベリー納豆でもすんなり食べられました。
結構おすすめです。


しかし、やはりどうしてもだめな人は添付のタレはかけずに自宅の醤油やポン酢をかけて食べるのがいいと思います。
3個パックは多いなーと思ってましたが、タレは自分で選べるので、興味本位で買っても意外にリカバリーが利く食品なのかもしれません。


ちなみにいちご大好きな1歳児は納豆だけをより好んで食べていました。お気に召したようです。

国民総SNS時代の新しいマーケティング商品

パッケージ、ネーミング、コピーでインパクトのあるこの商品ですが、そこで興味を持ってもらって、味は二の次、という商品のような気がします。(味にはそれほどインパクトは無く、無難にまとまっています)
多くの人がおもしろいことやびっくりしたことをSNSで共有するこの時代だからこそ生まれた商品なのではないかと考えられます。初動のみの売り切りを目指して動いているんでしょう。

実際、Twitterで検索するとかなり多くの人がこの商品についてつぶやき、感想をツイートし、共有しています。思わずつっこみたくなるパッケージ、コンセプトが当たっている証拠です。

誰かに見せたい目的でも無ければわざわざこんな負け戦(まずそうな食品を買うこと)に挑む人はそうそういません。
そこの層を狙うのであれば、変な商品を買ってみる奇特な人のうち、少数の人だけでもリピーターになるような、味の尖った商品にするのではないか?と思うのです。作っている開発の方も「なんとか商品にできるレベルに収まったぜー」と思っていそうな、心の声が聞こえてきそうです。

つまりは「ベリーベリー納豆を名乗るなら、パンに乗せて食べてって訴求するなら、タレは甘くても良かったんじゃないの!」と言いたいのです。ハイ、個人の感想です。
甘いの食べてみたかったんだもん。

チャレンジング納豆商品

おかめ納豆ではないですが、「おはよう納豆」のヤマダフーズも変な納豆をたくさん出しています。


塩ラーメン味

ハイ!チーズたれ納豆

オリーブ&えび塩だしたれ極小粒


おはよう納豆は本気です。塩ラーメン納豆は食べてみましたが結構雰囲気が出ている味でした。単なるウケ狙いではなく、味でも勝負しています。


もぐなおはおはよう納豆を応援しています。



↑これ好き。超細かいの。ファンです。