椅子上生活

主に椅子の上にいます

俺はなぜ今までミシンを買わなかったんだ

はい、タイトル通りです。


2人の子供がいる我が家、ミシンはありませんでした。
だって縫い物って手縫いでもやろうと思えばできるし。
今はお店で完成品買えるし、わざわざ手作りしなくても。
あと学校の家庭科のミシンの時間はちょっと苦手だったし。


そんなスタンスでしたが、3月、世の中のマスク不足で自分がするマスクくらいは布マスクを用意せねばと思い立ち、手縫いでできるというサイトを見ながらちくちく作りました。
がんばって手縫いで作るも、慣れない作業で縫うところを間違えたり、そもそも「ミシンなら10分でできます!」というレシピを2時間以上かけて作ることに飽きました。


今まで買っていなかったのは、そんなに頻繁に使うわけでもないミシンというものを何万も出して買うものなのか??というコスパと頻度の問題で、ひたすらに見送っていました。


入園入学時期には袋物や名前付けなど、結局いくらかの縫い物作業が発生するのでその度にミシンが欲しくなったり、「近所にミシン貸してくれるお店が欲しい」と思ったりもしたけど、まあ、なんとかなりました。


でも、今のマスク作りが手縫いでやるには辛すぎて、10万もらえるなら買おうよミシン、と思って調べ始めました。


ミシン不要要件の「頻度」はクリアしている状況で、「費用」の方も10万の給付金でお釣りが来そう、ということで、今しかねえという感じです。


なんかミシンって高いし、機能も値段もピンキリだし、と、ずっと買えずにいたのですが、とりあえず当面は作るのはせいぜいマスク。今はミシンに求める機能がはっきりしています。
「まっすぐ縫えること」、これのみです。


参考にしたサイト
ミシンのおすすめ11選【2020】初心者から上級者向けを紹介


いくつか種類について調べると、ミシンは以下の種類があるらしいことが分かりました。


・コンピュータミシン
・電子ミシン
・電動ミシン
ロックミシン(業務用?)


コンピュータミシンと電子ミシンは高価格なだけあって、糸のセッティングが楽だとか、厚いものも縫えるとか、糸調子(なんか厚さによって上と下の糸の引っ張り具合を変えたりするやつ?)を自動でやってくれるとか、縫いパターンが色々あるとか、針が必ず上がって止まるとか色々書いてありました。
そして初心者向けのおすすめミシンのどの記事を読んでも、初心者だって言ってんのに、謎のお高いコンピュータミシンを勧められます。
たしかに使いやすいでしょうよ。値段もかなり張ります。


でも、使う頻度もそんなに高くない初心者が必要なのは、使いやすさもそうだけど、買って後悔しない価格と、故障しにくさ(動けばいい)です。


ところで3番目に出てきた「電動ミシン」。
電気で針が動いて縫えるだけのやつっスー、というミシン。どのサイトでもおすすめされてません。だってすごい機能は付いてないし、おすすめポイントはそんなに無い。でも価格は一番安いです。


でもでも、たぶん、おそらく、小学校の備品のミシンはこれだったと思うのです。


じゃあ使えるじゃん、あれでいいんだよっ!!
ポチーッ


はい、買ったのはこちら。


item.rakuten.co.jp


買った時の行動→
まずは電動ミシンに絞って市場調査。レビューなどを比較すると、すぐ針が折れるとか全然縫えないと書いてあるのもいくつか。
ということは、壊れることを前提に、なんとなく故障した時に修理を頼みやすいかなということで、大手メーカー品に候補を絞りました。
ちなみに、安いけど、ホチキスみたいな手持ちミシンは除外。両手でミシンと布を持ってまっすぐ縫える自信は無いので。


どこもミシンは品薄で売り切ればかりでしたが、「電動ミシン」「在庫あり」で絞って見ると、たまたまちょうどいい価格のものが在庫ありでした!
価格もお手頃、1万5千円。
1万円を切る電動ミシンもあったけど、安すぎても心配。ちょうどいい価格です。


即、購入。なんと翌日に届きました。


使ってみた感想は、タイトル通り、「俺はなぜ今までミシンを買わなかったんだ」です。
まっすぐ縫うのが1分。もうこれだけでありがたい。ミシン万歳!


制服の、服に縫い付けの名前付けも、子供のズボンの穴の補修も、電気がやってくれるありがたさ。


ありがとうーーー!


ミシン、これまでの地味に我慢していた縫い物ストレスと時間から解放されるというだけでも買ってよかった!!!


幼稚園で「園児が縫い物をしたので袋の口の部分の仕上げをご家庭でお願いします。○日に回収します」という園からの無茶振りにも笑顔で「いいよ!」と答えられるくらいの、この余裕。


本当に、今までしょうがないと思って縫い物に対するストレスにも自分で気付かなかったけど、かなりストレスを感じていたんだなと。そこから解放されたという点で、もうすでに元は取れました。


マスクも、作り続けて試行錯誤してやっと快適に使えるレベルにまでなりました。

f:id:gdno:20200715023855j:plain

HKマスクの型を使用して、子供も使いやすいよう上下も縫い合わせました。多分マメにフィルター挟んだり交換しないと思うので。
そんなに流行している地域でもないので、飛沫防止と呼吸しやすさが優先です。
かわいいガーゼ生地も売られるようになってきたので嬉しい!


毎日使ってて思うのは、布マスクも消耗品だなということ。
布がゴワゴワしてきたり縮んだり。


実際コスパ的には布マスクも作るより買った方がいいのかもしれないけど、「俺はなんでも作れるぜ!」という万能感を手に入れたという喜びを胸に、まだまだマスクを作りたいと思います。