今週のお題「好きなお茶」
わたしには思い出の超美味しいお茶があります。
それは、大学時代、海外の学会に参加した先輩からのお土産の、台湾茶の「阿里山金萱茶」。
正直、お土産がお茶?とも思ったし、それまでは中国茶系は独特の香りが苦手でした。
しかし、初めて飲むその黄色みがかった(金色の)お茶を淹れた瞬間、その香りにノックダウンされました。
香りがミルクのような、桃のような。本っ当にいい香りで、部屋中がその香りに包まれ、わたしはそのお茶が大好きになりました。
香りのせいかほんのり甘いような気もするし、とにかくそのお茶が本当に好きで、研究室で特別な時に淹れて飲んでいました。
しかし、形あるものいつかはなくなるもので、いただいたお茶は元々少なかったのもあって在学中に飲み切ってしまいました。
それ以来、デパートの催事などが中国・台湾系の時は立ち寄って試飲のお茶を飲んでみたり、中国茶を出す専門店に行って近そうなお茶を飲んでみたり(ほとんどのお店は金萱茶を置いてなかった…)しましたが、あの時と同じ香りのお茶には出会えていません。
お茶の名前はわかっているのに、同じ名前のお茶でも全然香りの立ち方が違うのです。
数年後、新婚旅行は台湾に行くことになり、せっかくだからとそのお茶を探してみたのですが、やはりこれだ、というものには巡り会えず。
一応同じ名前のお茶は買ってみたのですが、香りが弱くて、あの時の感動ほどではなく…。
今思い返して考えるのは、あの時のお茶、めちゃくちゃ高かったんじゃないかな…ということです(笑)
先輩、当時未熟者の私は「お土産がお茶なんて、」などと思ってごめんなさい!
そして、あのお茶をもう一度飲みたいです!!