椅子上生活

主に椅子の上にいます

映画「ラストマイル」を末端通販担当者が見た

アンナチュラル、MIU404と世界線が共通するシェアードユニバースムービー「ラストマイル」を見ました。


※この記事は映画の内容について主に物流面について触れています。
一切のネタバレが嫌な方はお気をつけください。


見る前、アンナチュラルやMIU404のみんなのその後が描かれる、見れるー!嬉しい!の気持ちと同時に、野木亜紀子が描く「物流」の映画…何を突きつけられるのだろう、怖い、と思っていました。



わたしは仕事で小規模ながら通信販売の業務に関わっています。
物流の一端に関わる者です。


いま、「物流の2024年問題」は通販業界ではかなりの頻出ワード。
物流業界では配達の末端(営業所から各家庭に個別に届けるところ)を担う部分は「ラストワンマイル」と呼ばれているのですが、そのラストワンマイルのドライバーが時間外労働の上限規制(いわゆる働き方改革)のため圧倒的に不足するのが2024年(今まで時間外労働しまくってなんとかなっていたらしい)。その他にも長時間労働、勤務から勤務までの間充分休めていない問題、再配達問題などなど物流に関する様々な問題があり、それをどうするかという論点を含んでいるのが2024年問題です。*1


野木さんの執筆時(2021年くらい?)は2024年問題の「に」の字もなかったそうなので、本質を描くとタイミングによって現実と恐ろしくフィットすることもあるもんだと、アンナチュラルやMIU404の頃の時代へのフィット感に引き続き震えますね。



さて、映画序盤は倉庫の派遣スタッフの数や倉庫の大きさ、仕組みについてAmazonの社会科見学のように見ました。
へえー、こんな感じになってるんだー、すげえーと他人事のように。
そして佐野運送の単価の安さに驚き、納得もして…。


でも映画で一番感情移入してしまったのは羊急便の八木さん。(現実ではわたしの中ではヤマト運輸さん!)


会社に毎日集荷が来ているし、運送会社との送料の交渉や住所不備や遅配の際・破損があった時のやり取り等もしたり、運送会社さんにはかなり密接にお世話になっています。


映画で描かれる羊さんの苦労が、ほんとわかる。大変。営業所間の連絡がFAXなのも知ってる。
指定時間に不在な時の無念さ、住所不備などトラブルがあっても届けるために必死なのも知ってる。
正直初見は「うちとの契約切りますよ」とチラつかせて脅すエレナの態度にかなりイラついたし、Ama…じゃなかった、デリファスの横暴さに、だいぶ羊さん以降の物流関係登場人物の皆様に肩入れしてしまいました。
ドライバーさんが爆発に巻き込まれたり怪我がなくてよかった。


そうして配送業者へ同情する一方、通販モールは翌日配送を押し付けてくるし、送料無料にしろというモール側からの指導もある。
送料分を多少上乗せしてでも送料無料の表記の商品の方が実際売れるし、客もそれを求めているのです。

別に急いでないよと思ってそうじゃない選択をするとしても、その分安くして欲しいというのはたぶん消費者は思っているし、でも送料はこれ以上安くはならないし、今の通販システムでは最短以外をなかなか選択できません。

色んな方向から、物流は硬直していて、2024年問題もあっていつ崩れるか、という局面になっていると思います。



そんな背景があるから、ラストマイルで描かれた問題について、他の人よりもさらに目の前に突きつけられました。



今、物流が発送元も配送業者も委託業者もみんなパンクしそうになりながらギリギリで回しているのを、全部知っている。苦しい。
どうしろっていうのか。


映画のようにせーので降りられたらどんなにいいかわからない。
今わたしはこの先の配送問題について「何もしなかった」と言われる存在に、今何もできていないから、なっている。
この先も、この末端に居て何かできる自信もない。



映画の中で配達した荷物の爆発で「誰か」が亡くなったこと、爆弾がまだあるかもしれないことよりも、最優先されるはずのメディカル便の遅延を問題視し、その解決のためすでに発送した商品とは別で品を用意してでも、バイク便を手配してまでも届けようとする。
わかる、わかるんですよそこまでしようとする行動と、それが実際手配できてしまうエレナがどんなに有能かが。




あの頃、映画の詳細がわかるずっと前。
MIU404と世界線が繋がると言われ、せめてその背中だけでも映ってくれたら、と思ったあの頃に比べたら十分過ぎるほど、大好きだった二人の出番も見せ場もあったし、この空白の4年を埋めるほどの描写があった。
ただしこの映画を見て、そんなことが霞むほどラストマイルという話に釘付けで、のめり込んだけど苦しい。



この先も傍観者になってしまうのか。

「末端はもう充分頑張ってるよね」という野木亜紀子さんの言葉に少し救われつつ、何かの改革がある際には飛び乗れる軽やかさを持っておきたいなと思っています。


*1:送料の適正価格化、荷受けの待機時間縮小、置き配、受け取りBOXの普及などが検討されています

9年ぶりに掟上今日子の備忘録を見た

9年ぶりにドラマ「掟上今日子の備忘録」を見ました。


当時面白すぎて勢いで書いたブログ
mognao-blog.com


普段全然ドラマを見なかったのですが、9年前このドラマに大ハマりして脚本家 野木亜紀子という名を覚え、彼女の関わる作品は追いかけていました。

星野源にハマった頃、その出演ドラマが野木亜紀子脚本と聞き大喜びしたのを覚えています。(逃げ恥の方です)


掟上今日子はその後長らくどの配信サイトでも見られず…。
なんで日テレ系のHuluですら配信されてないの??って感じでしたが、先月なんとTVer&Huluで配信が決定!
掟上今日子の備忘録(2015) - Hulu

どうやら日テレの秋ドラマ「潜入兄妹」に我らがミッチーが出演する影響で再配信となったようです!
ヨッ!絆井法郎!!ありがとうミッチー!
(当時「素敵なドラマに出てくれてありがとう」とお礼のファンレターまで書いた…。あなたがいなければ見ませんでした、本当にありがとうミッチー)



TVerでは掟上今日子は週2回、1話ずつ配信されていたので、ちまちまと数日待ちながら楽しみました。


実はあんなに好きだったのに1話は途中からしか見れていなかったということが9年越しに判明。

そして大好きという思いだけ持って内容を結構忘れていて、推理も新鮮な気持ちで楽しみました。
なんということでしょう、「大好きな作品を記憶を消してまた見たい」というオタクの願望がわりと近い感じで叶いました。


そして最終話の展開を分かって(大筋は覚えてる、なんせ当時録画が残ってた最後の方はめちゃくちゃ見返したので)から1話からきちんと順番に見ると、記憶は消えてもだんだん厄介が変わることで今日子さんの反応も変わってきていて、丁寧だなぁ、とまた脚本に唸りました。

序盤は結構失礼な厄介。
1日を大切に生きる今日子さんと一緒に過ごすうちに、厄介も1日を大切に生き、相手を尊重し、自分に自信を持ち、そんな風に変わって、それが信頼につながった。
序盤の言動だとそりゃパスって言うし一人で帰るよー


あと当時と違うのは、その後、原作を読んだのです(全部じゃないけど)。

原作は全然ラブストーリーではないし厄介がいない話もあるしサンドグラスは無いし、そもそもほぼ話は繋がってない。

これをよくラブストーリーとして連続ドラマ化したな、という企画段階でのテレビ局側の強引さも見えたりもしましたが、だからこそ野木亜紀子の、短編推理小説という原作を「現実にある(ありそうな)もの」にする力を感じました。

この生活を成り立たせるためにはこういう場所と人物が必要と考え、最終話までにその役割と必要性まで描く。
ただの説明役や賑やかしじゃなく意味のあるサンドグラスの3人、大好きでした。


野木さんの書く原作ありドラマも好きです!
なんかあの、超素敵な二次創作みたいで、それがドラマだからなんと公式で…みたいになるのがですね、好き。(「逃げ恥」「カラオケ行こ!」もそう)


あと今日子さんがかわいい!かんわいい!!
他のドラマでは「ガッキーかわいい」がノイズになるからかあんまりかわいさ強調されてない気がするんですが、今日子さんは白髪だけどかわいい設定なので毎話むちゃくちゃかわいい。
ありがとうスタイリストさん、ありがとうお着替えシチュエーション、ありがとうガッキー。
今日子さんの淡々としてる感じがガッキーの演技ともすごく相性が良くて、マジパネエ(by6話)。かわいいよー大好き。


あと岡田将生、このドラマからもうずーっと厄介さんのイメージだったけど、最近虎に翼とかラストマイルとかも見まくって岡田将生を摂取しすぎて好きになりそう。
久々に見てへなちょこ厄介がかわいくて悶えました。
こちらもスタイリングが神。カジュアルな装いのネクタイ〜!時々くるパーカー!
ありがとうスタイリストさん。


話の内容も9年前というのをあまり感じずに見れて古さもなく。
ひとつだけ、厄介の家に家電があったのだけ今と違っておお、ってなりました。
でも当時はふつう、家に家電はあったんですよね。
あの頃は携帯はあくまで臨時で外で電話するもの、履歴書などには固定電話を書くもの、っていう感じがありました。
そんなところで時代の移り変わりを知ったりして。


配信でも期間中に5話あたりから何度も見返しまくり、9話から最終話配信までは悶々として過ごし、大満足で満喫しました。


時期的にラストマイル公開後だったのですが、ラストマイルが個人的に重くて、軽やかで楽しい掟上の方を、見返しなのにずっと夢中で見てしまいました。

どうしよう、世間にはこんなに新しい作品が溢れているのに、わたしは再視聴なのに9年前の作品にまたハマって延々と見続けるとか過去に生き続ける老人なのか…?と少し悩んだりしたけど、やっぱ面白いものは面白いし、あの夢中で見まくったTVer配信期間はとっても楽しかったです。


当時のスタッフ陣の愛に溢れるツイートもドラマと一緒に楽しめますようにとまとめたものがあります。
togetter.com

続編の話あったのおおお!?今でもいいのでやって欲しい…。
今撮ってそのまま環境変わらず10年後設定は軽くホラーになっちゃうから、やっぱ無理かな。
実写はそういうとこめんどくさいよね。


はー、楽しかった、また9年後見返したいです。

そして2年後逃げ恥、5年後MIUに再びハマりますのでよろしくお願いします。


掟上今日子の備忘録

掟上今日子の備忘録

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いまだサントラ聴くだけで泣くモード

及川光博さんの握手会に行きました

先日、長年敬愛する及川光博さんの握手会に行ってきました。


今年のアルバム発売で、購入者特典として抽選で参加可能の握手会がありました。

DON’T THINK, POP!! [初回限定盤] [CD + DVD + Photobook]

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  • アーティスト:及川光博
  • ビクターエンタテインメント
Amazon
これがあの、握手会商法…!ミッチーのCDの特典としては初めてです。

握手会商法自体には色々思うところはあれど、CDは買ったし応募しましたところ、運良く当選!
行ってきました。

* * *

昔々、ミッチーの写真集の発売記念の握手会が開催された際、流れ作業ではなく一人一人丁寧に行われたという話を噂で聞き、行けなくて後悔した過去がありました。
当時は学生だったし、遠くて行けないと思って行かなかったんだけど、日程も旅費も、なんとしてでも行けばよかった、とずっと思っていました。


そんなベイベー歴26年の年季の入ったわたしですが、初めて「握手会」に参加できる!嬉しいー!


去年・一昨年と参加したFCイベントのツーショット撮影にも参加して隣に立たせていただいたことはあるし(当時会話もおさわりもNGだった)、コロナ禍前のリリースイベントでの特典お渡し会にも行ったことがあって、その時缶バッジを渡してもらう時ちょっと手が触れてキャッみたいなのがあってその距離感は経験があるし、あと、手が触れたこと自体は実は昔々のライブで最前列だった時に一度だけある。


そんなわけで握手会というものを正直舐めていました。
ツーショと違って写真が残るわけじゃないしなあ、なんて。


ちょうどイベント前は仕事が立て込んでいて忙しく、クヨクヨ考え込むことなく、実感がないまま当日を迎えました。


前週に神奈川県民ホールのワンマンショーに参加してベイベーたちのスカイブルー具合*1を見て、もっと青くなりたい、と買い足した真っ青のカーディガンを着て向かいます。*2


会場最寄り駅で、すれ違う青っぽい人たち(ベイベーに違いない)が赤いバラを持っているのを見つけました。
三部制なので、前の組に参加した方々がちょうど帰る頃だったのです。
記念品として帰りにバラをもらえるのかな…?
そんなふんわりとした予想で会場へ到着。


招待状とメール、身分証を提示して受付、入場〜。
会場内はニューアルバムの曲がエンドレスリピート。みんな緊張の面持ちで待機しています。


時間になり、ビクターのディレクター今井さんの呼び込みでミッチーが登場。わあ、今日はメガネミッチーだー。
今日の会場の青山の思い出などを語りつつ、自ら握手会の説明をしてくれます。
「持ち時間は10秒…なんだけど、みんなスムーズだから、プラス2秒、12秒にします。」
「質問してもいいけど、答えづらい質問はパスします。パスありだよ。でもそしたら二つ目の質問してもいいからね。時間切れで答えられなかったらごめんね」
というわけで、整理番号が若い順にどんどん呼ばれて12秒握手していくのを見守りました。握手後にはバラ一輪がミッチーから手渡されます。
まさか、あのバラが本人から一人一人に手渡されていたものだったなんて!!前の組の皆さんが大事そうにバラを抱えていた理由がわかりました。

全員が座る前のステージ上で、神妙な顔になったり、にっこり笑ったり、大笑いしたり、何かを覗き込んだり。声は聞こえないけど、一人一人と丁寧に会話している様子が見えました。
後半の方だったので、だんだんドキドキしてきました。


握手会に来る前に、決めていたことがあります。
・ミッチーに覚えてもらうための奇抜な行動や服装はしない。
・ミッチーを不快にさせない。(力強く握らないとか、強い匂いの香水は付けないとか)
・他の人と同じでもいいしありふれた言葉で構わないから、ミッチーの人生の12秒をより良くするために使いたい。

これはわたしのエゴです。
実際良くなるかは知らないけど、わたしがそうしたいからする。

握手の時話す内容は、ミッチーへの感謝を伝えると決めていました。


ついにわたしの番が来て、目の前に立ちました。
差し出された手に自分の右手を差し伸べて、考えていた「伝えたい言葉」を言いました。


…なんかもう、握手どころじゃなかった。

すみません、あの12秒は26年の中で本当に大事で宝物で、心には残っているけど、言葉や文章にするとちょっと違ってきて、あれに明確な形を与えると本当の「あの時」からは変わってしまいそうだし、そのまま覚えておきたい。

あの時のわたしが見た光景はそのまま心にしまいたいので、書けません。

ただ、伝わったその言葉への反応が、わたしには予想外で、こちらもびっくりして、あとは「ありがとうございます、ありがとうございます」しか言えなかった。
フワーッとしたまま席に戻って座った時、右手をじっと見てみたけど、手の感触なんて全然覚えていなかった。
でも、「伝わった」と思った。


だったらこれからも伝えよう、と思いました。

ミッチーはファンレターを読んでくれるタイプの人です。

お手紙は何度か書いて出したことはあります。
毎回絵を描いて覚えられてる人、頻繁に手紙を書いて覚えられてる人、色々いるみたいなんだけど、別に覚えられなくていい。

ただ、ミッチーが世に出した音楽、言葉、作品へのポジティブな反応をお返ししたい。
内容はすぐ忘れてもらって構わない。ありきたりなことを書く。
好きとかかっこいいとか、言われ慣れているとは思うけど、その数ひとつひとつ、たくさん来たなーという中の1つにでもなれれば、それが彼の活動を支えられるならば、わたしはそのモブとして存在したい。

伝える手段は握手会だけじゃなかったなと、気付かされた機会でした。


握手会って、握手じゃなく、「会話」が主だったのか…。
というか、会話したんだあ…26年で初めてだ…。


想いを伝えたらあんなに受け止めてくれるなら、ありきたりでも、自分の気持ちをまた届けたいなと思いました。

手紙なら12秒制限もないし言い淀むこともないし推敲もできます。


またお手紙書きますね。



いただいたバラの花はドライフラワーにするというベイベーもいっぱいいたけど、物持ちの悪いわたしは、きっとドライフラワーにした後は仕舞い込んで粉々にしてしまったり、悲しいことになる未来が想像できたので、このお花をできるだけきれいなまま、今楽しもうと思いました。

日中の滞在時間が長い、仕事場のデスクに飾っています。
仕事中、目線を上げるとあのバラがあります。

笑顔で、またがんばろうと思いました。



また握手会があるといいな。
今回参加できなかった方にも次の機会がありますように。



DON’T THINK, POP!! [通常盤] [CD]

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  • アーティスト:及川光博
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*1:今年のツアーカラーがスカイブルーなので、みんなスカイブルーの服で着飾って参加します

*2:ツアー中はどんどんツアーカラーの服が増えて、小物もバッグもその色に染まっていく毎年の現象

最近聴いてるラジオの話

この前、今週のお題が「ラジオ」でうわー!となって何か書こうと思ったんだけど、仕事激務期間とミッチーのライブ&握手会があって時間が取れないうちに次のお題になってて参加できず…悔しいいい!

またラジオの話は今後も継続的に書きますよ。
とりあえず最近のラジオの話を。


今聴いてるのはいつもの…

⚫︎必ず毎週聴く
・星野源のオールナイトニッポン
・佐久間宣行のオールナイトニッポン0
・フワちゃんのオールナイトニッポン0

⚫︎一部だけ・聴けない週もあるし、全部聴いてなかったり
・オードリーのオールナイトニッポン
・山田裕貴のオールナイトニッポン
・キタニタツヤのオールナイトニッポンX
・あののオールナイトニッポン0

⚫︎たまに聴いたり
・overthesun
・RADIO ◎CONNECTOR(福岡CROSS FM・ミッチー出演回だけ)
・伊集院光のタネ

という感じ。


山田裕貴は一部昇格で時間足りなくなって聴けない週も多くなってきた。
固定コーナーというより毎週なんか違うから、安定して聴くというよりたまに聴くのでもまあいいか、になりつつある。
先週は遅れてきたフリーレンブームで謎の熱い放送になってて面白かった。
うちも今さら子供たちが見てて、一緒に見てるとこなので面白い。

でも山田裕貴の真面目なところや熱いところを茶化さずいいよと言ってくれるスタッフさんでもいいんじゃないかなーと思いながら聴いている。
1時間なら今までのでも良かったんだけど、2時間だと無理せず素のテンション低い山田でも続けられるような体制になった方がいいんじゃないかなと老婆心ながら思う…。無理しないでね…。声枯らさないで…俳優さん…。
別に毎週面白くしなくていいしおもしろくない淡々とした放送があってもいいんだよ。


フワちゃんは4月からわかりやすく外国にかぶれてるのはニヤニヤしちゃう。
でもやっぱ2週に1回帰ってきて続けるというのは大変そうで、別の方法もあればいいのかなーと思ってる。
たまにフワちゃんの友達だけ放送回とかさ。森本…は一人だと難しいか。ツッコミ1人じゃ…いや、メールにつっこめばいけるか?


佐久間さんと星野源は安定。
なんだろう…もう生活の一部。
どんな回でも聴くサイクルができてる。内容によっては二周する。

先週の星野源の放送はジェットコースターすぎた。日村さんお誕生日の歌(赤えんぴつ名義の「色えんぴつ」)と、ひたすら無い記憶の話(ごめん、ここは眠かった)、そしてブロードウェイの源沢直樹回は決め台詞がひどすぎたのと話がくだらなすぎて大笑いした後、エンディングのメール読み上げでボロボロ泣くという、なん、なんなのこれ…でもこういう感じ何回か覚えがある、これが星野源ANN…。
2024/5/14 星野源のオールナイトニッポン - 星野源のオールナイトニッポン | Podcast on Spotify


佐久間さんは大人だしラジオでそんなひどい下ネタぶっ込んで来ないので安心感がある。
佐久間さんの番組イベはなんだかんだ前の国際フォーラムは配信見たし前回の横アリは現地に行った。佐久間さんはなんというか、お金払ってもいいって思えるコンテンツ作りが上手い。
次に繋げてくれるんだろうなって思うし、そこに払うのは惜しくないと思わせてくれる。

次回の番組イベントは、勤務上の都合でなかなか日曜休みづらくなったので、配信があれば配信で見たい。
いつもミッチーの誕生日が近くて、後から発表のミッチーのFCイベと時期が被ったりして前回も休み調整大変だったんだよ〜
今年もミッチーあるかどうかはわからないけど。


そんな感じ。ラジオは生活なのであまり特筆することもないけど、こうして日々聴いては積み重なっている。


佐久間さんが「テレビで面白いと人気者になるけど、ラジオで面白いと好きになっちゃう」と言ってたけど、本当にそうで、好きな人がいっぱい増えてるここ数年です。


つまみ細工、練習中

今/週のお題が「練習していること」だった頃に書き始めたんだけど、もう遥か昔に過ぎ去りました…。でも書きますね。

 

タイッツーを始めてから、タイッツーにいる公式さんがレシピとキットを提供していたので「つまみ細工」を始めてみました。

 

つまみ細工の東京クラフト【公式】(@tsumami_zaiku)さん | タイッツー

 

何にでもすぐ手を出すわたしですが、和装もしないし成人式の予定も無いのでどうかなーと思っていたのですが、毎月紹介される作り方の動画やユーザーさんたちの作ったよ報告などを見ているうちに、やってみたい、となって始めました。

 

「おうちつまみ細工」の最初は「縫いつまみ」という、針と糸を使うつまみ細工のシンプルなお花。家庭にある布を使って作るだけなのでハギレが少しあるだけでチャレンジができました。

f:id:gdno:20240402222445j:image

↑子供の巾着の余り布で作れちゃった!

 

第二回のお題はそれが二段になって、花芯を付けて、房を付けて…と進化して、立派なお飾りになりました。

色がかわいかったのでキットを買って挑戦してみました。白とブルーと紫、きゃわわー!シールが付いてくる赤とピンクのコラボセットとどっちにするかかなり悩んだのですが…布の色が決め手でした!

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正直、裁縫はそんなに得意では無いのだけどパーツを作ってから組み上げる感じや、人それぞれ色も自由というのが面白いなと思い、頑張って完成まで漕ぎ着けました。

難しいところがおもしろい…。

 

三、四回目のお題は、糊を使って作る「江戸つまみ細工」。

今度はでんぷん糊やそれを扱う糊板やヘラ、細かいピンセットなど専用の道具が必要でした。

こういうもので代替もできますよとは案内されていたものの、本格的な道具には劣るというのが分かっていること、代替がきくのは道具を使い慣れた人が使う場合だけではないか…、そして今後も作り方の解説は本格的な道具でされるであろうことを考えて、思い切って道具一式を買ってみました。

遠隔だからこそ、これでいいのかな、この使い方で合ってるかなと道具の方で迷いたくないなと思ったのです。作り方の方でめちゃめちゃ試行錯誤したり迷ったりすると思うので!

 

道具を買っても続けられるだろうかと悩んで、結構清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟で買ったのですが、その後も東京クラフトさんから継続的にキットや布を購入しており、すっかり虜です。

喉元過ぎた課金は忘れるものと言いますが(言わないヨ)、金額をすっかり忘れた今、しっかり楽しんでるし買ってよかったなーと思います。

 

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江戸つまみ細工の梅と八重桜

 

練習のためじゃんじゃん作りまくりたいのですが、布のカットも下地の準備もまだモタモタとしてるのでなかなか…。

でも細々続けられたらなと思っています。

 

 

東京クラフトさんのつまみ細工は、現在一般的に手芸として普及しているちりめん生地とボンドを使うつまみ細工ではなく、江戸時代から伝統的に作られていた、職人さんたちが作る「江戸つまみ細工」でした。

生地は着物の正絹生地、でんぷん糊を使って乾く前に手早く仕上げていく手法です。

元は「どこの家にもある着物生地を使って…」ということらしいのですが、『要らない着物』など現代の核家族家庭に眠ったりはしてないので、そちらもわざわざ用意していく感じです。

 でんぷん糊なので完成後も水に弱かったりするのですが、素敵な織の美しい生地がつまみ細工として生まれ変わるところは感動です。

 

一般的な手芸用のつまみ細工とは違うので、いずれわからないところが出てきたら大宮に通うことになったりするだろうか…

 

とりあえず今はこの「おうちつまみ細工」を続けて練習していきたいなあと思っています!

 

▼関連記事

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オードリーANN in東京ドームの日記(後編・ドームの感想編)

後編に入る前に、わたしが聴いてるラジオ:星野源ANN、佐久間宣行ANN0、フワちゃんANN0、山田裕貴ANNX、オードリーANN、AdoANN(たまに)、あのANN0(たまに)

 

 

ドームに着く前に大満足してしまった前編はこちら。

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さてドームに向かいながら「大丈夫かなぁ、楽しめるかな、一応最近のとJAMの神回配信は聴いたけど、、歴が長いリトルトゥースではないし…」と心配をしつつ、電車に乗り込む。


ここまでで大満足だったから、ここから先、自分の準備不足で楽しめなくても今日一日楽しいことには変わりない、しょうがないと予防線を張るわたし。

 

会場に近づくにつれ、だんだんリトルトゥースが増えていく。

 


えっ、なんかすごい人では…?


星野源のライブ以来、久々の東京ドーム。


若林さんと春日さんの旗はもちろん、落合くんと石井玄ちゃんの旗も見つけて写真を撮ったり、ドームをバックに写真を撮ってもらったりして一通りキャッキャし、しかし周りを見るとドーム周辺はとにかくどこもかしこも今日を迎えるのが嬉しそうなリトルトゥースたちで溢れかえっていました。

着く前は「開演まではまだ時間があるしドームシティとか寄る?」と話していたけど、とても無理そうなので会場に入ることにしました。

f:id:gdno:20240306232800j:image

入ってみても中もギュウギュウ、トイレに行くのも一苦労。
席はどこかなーと、えっ、近っ、スタンドだけどめちゃいい席では??

 

つくさんと出かけると、いつも席運めっちゃいいんですけど…。

もちろんどこの席でもつくさんと一緒だし楽しめる自信はあるけど、それにしても良い席だな!?
星野源REASSEMBLYは連番なしだったのでそれぞれ別々の席で見たけど、今日は二人一緒で嬉しいなあと思いながら開演を待つ。

 

開演前「よふかしのうた」が流れてつくさんと顔を見合わせた。この大きい会場に響くCreepy Nutsの曲。きっとCreepyも早々にドームでやるんじゃない?と話しながら、いざ、開演!

 

源ちゃんが事前にラジオで言っていた通り、「おともだち」のオープニングアニメがとっても良くて、開始直後ですでに泣きそう。15年ってそうだよなあという重みとあたたかさを感じました。

おともだち

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そして若林さんと春日さんのムービーが流れて二人が登場。
若林さんは自転車でドーム一周!席は三塁側だったのでトップスピードの若様が駆け抜けて行きました。近っ!(スタンド席なので風を感じるほどではないけど、なんだか近く感じた…)

 

そしてセンターステージにラジオブース的テーブルが出現。

佐久間さんの横アリと同じ感じだけど、あの頃と違ってもうアクリル板は無い。

二人が座り、トークが始まる。

 

時折笑い声が上がる。

オードリーANNは基本、メールは読まれない。
観客などいないように2人のトークは進む。

静かにじっと耳を傾ける会場全体はそれを望んで見守っているんだなあと思って、リトルトゥースたちの静かで温かい存在をすごく感じました。

 

トークの切り替えでジングルが響く。星野源が作ったANNジングルだ。
ドームでのANNジングルは不思議な感じ。でもこの会場で源ちゃんのジングルが聴けて嬉しいなあとしみじみ思いました。

 

噂の土禁のベンツが出てきたり(壊されたりしなくてよかった…と思ったら最後の一斗缶のせいで板金90万(by3/2放送回より)かぁー…)、味玉の話でクミさん!と思ったりとニワカなマイクロトゥースでも分かる話も出てきて嬉しい。

 

って、え、VTRのこの声、、フワちゃんだあー!わー、嬉しいーと思っていたら、、、今からプロレスやるんですか!!?
ニワカに沸き立つフワギャルの我。(フワちゃんANN0リスナー)

同じくリスナーのつくさんと目を合わせる。

 

うわー、フワちゃんのプロレス生で見れる日が来るとは!嬉しいー!かわいいー
春日の紙ぐしゃぐしゃにして食ってるぅー(いつもラジオでメール食ってる)


テレビ用のメイクも衣装もばっちりの一所懸命なフワちゃんだなー!……いやプロレスすごいな!?


ショーとして「これやろう」な展開もちょいちょい挟まってたけど、その合間は本気で戦っているな、すごいな、という迫力を感じとりました。

 

今日はリトルトゥースに囲まれてるしさすがにみんな春日を応援するだろうからフワちゃんは劣勢かなと思ったけど、春日にはブーイングせよという実況・解説からの誘導もあり、会場は一体にw

 

その後、フワちゃんは健闘しつつも春日の卑怯な毒霧(w)により春日が勝利し、しかし一転、味玉解禁で幕が閉じると星野源の「Family Song」が結構長尺で流れる。

春日とクミさんがANNで二人で歌ったあの曲だ。

めでたしめでたし。

 

いやー、よかったねー、プロレスを生で見たのも初めてだし、フワちゃんまで生で見れちゃったし、ドームでファミソンも聴けて嬉しいねーなんて思っていたら今度はセンターステージにDJブースが登場。

 

DJ KOOさん来るか!?と思ったら若林さん!

 

事前に神回配信を聴いていたので、神回に2回もゲストで来てるKOOさんが今日は来るもんだとばかり思っていて、まだかまだかと思いながら見ていたのだが…(後に同日KOOさんはTRF30周年で武道館でライブをやっていたと知る)。

 

DJプレイが終わりかというところで聴き馴染みのあるイントロ、LIGHTHOUSEの「Orange」だー!わー、嬉しいなーと思っていたらハミングと

「久しぶりだな、東京ドーム」

ギャアー!源ちゃん来たァー!!!?

うそ、出ないって言ってたのに、嬉しいー!ウァー!

 

リリースされてから何度も聴いた曲だけど、Orangeをこの2人で聴ける機会があるとは思っていなかった。

Orange (feat. MC. waka)

Orange (feat. MC. waka)

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ここからもう何も覚えていない

 

(ここからは語彙消失・現場の臨場感をお届けいたします)

 

ハァァ、ほしのげんがいる…スゴイ…こんなところに遭遇できるとは、ありがてえありがてえ

 

えっトークもしてくれるんですか!?

「こんばんはー!LIGHTHOUSEでーす」

うわー星野源でーすじゃなくライトハウスでーすって言うんだー、レアー、エモー

 

もちろん立ちますとも!

もう一曲やっていただけるんです!?なんだ「おともだち」?

 

アァー!ですよねMC.wakaがいますもんね!!
「POP VIRUS」だー

Pop Virus

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ハァー、そこに居て2人で歌ってる、マジありがとうございます、本当にありがたい、

 

えっなんかみんなスマホのライト光らせてる!?ちょーキレーじゃんスゴ!(カバンの奥底にスマホがあるため、今はステージとモニターから1ミリも目を離せないので光は諦めた民)

 

ちょっと夢みたいにキレイですね、スゴイ、この光景をわたしも星野源も見れているんだな、スバラシイな、よかった。

 

「二粒の永遠」だよねぇーーー

 

お、おわ、ハァ、もう…(終了)

 

 

この後、しんやめのコーナーとハイライトとトロッコがあった??あと漫才。

順番と、何があったかすら記憶がおぼろげ。すみません…

 


トロッコ、テーブルとマイクがあるの天才すぎんかー。とてもいい。ラジオイベントでは毎回恒例にして欲しい。

 

ラジオと同じく名シーンをつなげたハイライト。

エンディング映像は「おともだち」が流れながらメイキング的な画像がたくさん。

…リハの星野源が着てるの、フワちゃんの発作パーカーじゃないですか!?エッ、今日のわたしと同じ服では!?!?(嬉しい)

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あとウーバーの画像もあって「あ、マジだ」ってなったり、ポークライス作ってるとこで「あ、マジだ」ってなったりした。
前半のトーク中に画像が出てこないのがまた「ラジオ」で良いよね。

 

漫才は音の反響的によく聞こえないとこもあったりしたんだけども、だいたいわかって。あんなん今後コナンの曲聴くたびに笑っちゃうよ、ドームでやるのにも合っててよかったね、ホームランかな。

 

 

行く前はニワカでも楽しめるかなと心配だったけど、フタを開けたらフワギャルで星野源ANNリスナーでもあるわたしはマジで他の人に引けをとらないくらい楽しんでいたと思う。俺得すぎる。

それはたぶんわたしの隣にいたつくさんもそうで。(オードリーのことをより知ってるつくさんの方が強かったかも)

帰り道は「本当に来てよかったねえー、楽しかったねえー、最高の一日だった」と言いながら春日タオルを首から下げ、リトルトゥースの波にまぎれながらゾロゾロと駅まで歩いて帰途につきました。

 

オードリー以外の出演者のことも大好きだったということもまあ良かったんだけど、オードリーのふたりがこんなに愛されてるんだなっていうのが伝わってきたこと、ラジオの、5万人以上が集まっているイベントに参加できたというのも思っていた以上に嬉しくて楽しくて、帰りもはしゃぎながら帰りました。

 

帰ってからもドームの話をしているラジオを聴きまくり、それはニッポン放送だけではなくTBSラジオでも地方局でも、テレビもワイドショーやNHKなどでも語られまくり、本当にお祭りだなあー、余韻がずっと続くなあ、参加できてよかった。楽しかった。

誰かにこのことを話したいけど、リアルではこのことを話せる人がいない…んだけど、でもあれを見た16万人の仲間がいるんだよなぁと思うとむくむくと嬉しい気持ちになったりして。

 

 

そしてわたしは今週も来週も、またラジオを聴く。

 

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オードリーANN in東京ドームの日記(前編・ドームに行くまでの話)

ラジオイベントで東京ドームを会場にしてやるらしい。
2023年の3月にその知らせを耳にした。

オードリーのオールナイトニッポン(ANN)が人気らしいというのは知っていたし、たまに聴いていたけど、わたしは毎週聴くほどの熱烈なファンではなかった。

それでも行こうと思ったのは、Netflix「LIGHTHOUSE」で晴れやかな表情になった若林さんのその後を見届けたくなったから。

2022年の佐久間さんのドリエンライブも一緒に行ったラジオ好き友達のつく(id:tsuku_snt)さんに「ドーム行く?行くなら一緒に行ってもいいかな?」と話して、申し込みをした。

 

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つくさんと遊ぶの自体が久々で、他にどこ行くー?で打ち合わせをして、当日は1人ずつ希望の場所に行くことに。


わたしはずっと気になっていたとんかつあおきに行きたいとリクエスト。

【飯テロ企画】記憶飛ぶデリバリーグルメBEST4 DJ松永 vs チーム佐久間 最強選抜グルメが襲いかかる! - YouTube


www.youtube.com

(この動画を見てずっと気になっていた)

つくさんは過去1回行ったことあったらしいけど、ぜひ行こうと言ってくれたのでお昼ご飯はここに決定!

 


つくさんは「水木しげる展に行きたいけど、横浜だし遠いから…」と尻込みしていたので、お互いもっと遠方から来るんだし、せっかく東京来たんだから横浜くらいなら行こうよ、ていうか地方民は東京に着いてからの移動は移動時間にカウントしないんだよ、と変な理屈をこねながら後押しして、そっちも予定に組み込んだ。

 


当日まではオールナイトニッポンのサブスクサービス、ANNJAMでオードリーANNの神回の日替わり配信などもやっているということで、これを毎日聴きながら体調に気を付け当日を待つ日々。

 


2月18日、なんとか無事当日を迎えることができてウキウキの朝。

東京駅でつくさんと合流。
東京、とにかく人が多い!都会!
コロナ後の週末の東京駅は大きな荷物を持った人が大勢、それぞれがどこかへ向かっていて、落ち着いて話せる場所もないね、ということで開店前だけど早速移動。
蒲田駅近くのベンチでお土産を渡しあったり近況を話したりしながらお店に向かうと、すでに開店待ちの列ができていました。

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↑つくさんが引いてきてくれたガチャガチャの森のANNコラボアクキー!嬉しい!

 

並んでいる間に注文を聞かれ、事前に動画を見て(上ロースか…)と思っていたものの、メニューを見たらヒレカツも同価格・量少なめだったのでそっちにしてみました。

あとご飯は少なめにしてもらう。
最近の風潮で、女性だからと無断でご飯を少なくするなよみたいな動きがあって、それ自体は良いことなんだけど、あんまり食べられない自分みたいなタイプは毎回ちゃんと少なくしてくださいとお願いしないと残して無駄が出てしまうということで、最近は毎回伝えるようにしているのでした。


並びながらもオードリーの話や翌日代打で復活するCreepy Nuts ANNの話、他のラジオの話など、ずっと話していても話は尽きず。楽しい!

 

ようやくカウンターだけの狭い店内に通されると、座ってすぐに出されるトンカツ。早い!嬉しい!

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あおきのとんかつは、優しい。衣がバリバリすぎでもなく、こってりもせず、お肉も柔らかくてなんていうかちょうどいい…!うまい。

色々な塩がいっぱい並んでいたけど、わたしも松永さんと同じくソース派。

そして噂の豚汁。優しい味ー!そして生姜が風味もよくたまに生姜本体に当たってその爽やかな感じと、「ちょうどいい大根」、ハァー、これは美味しいですね。

1切れ、つくさんの上ロースと交換してもらったんだけど、脂身が甘くてうまいので、例えヒレが好きでも上ロースを頼むべきだと思いました。すまんかった。

 

美味しいねー、楽しいねー。

 

あの噂の「日本語で表現できない豚汁」がこれかぁーと言いながら、横浜そごうの水木しげる展へ移動。


つくさんもわたしも、ゲゲゲの謎は視聴済み。
つくさんは見たあと「水木…」とたびたび呻いていたのを知ってたので、なんでそんなに?と聞いてみたところ、映画の内容というよりも、あの映画がああいう形で作られたことが好き、という話をしてくれました。

 

ゲ謎はそもそも水木しげる誕生100周年を記念して作られたもので、水木しげる自身は墓場鬼太郎に出てきた「水木」とか、他の自著に出てくるようなあまり良い人としては描かれないんだけど、本人の没後、その100周年で作られた作品の水木はああいう人物として描かれたこと自体が、すごくいいなと思ったし愛を感じる、という話を聞いて、それは素敵だなと思ったし、愛されているなあ、愛だなあと感じたのでした。


わたしは子供の頃鬼太郎アニメを見て育ち、朝ドラの「ゲゲゲの女房」をなんとなく見ていたし、ゲ謎は話題だったから見たくらいの距離感。

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正直展示会についてはそれほど期待せず行ったのに、生い立ちから妖怪への向き合い方(もはや研究者のそれ)、妖怪たちの姿を浮かび上がらせた功績、そして妖怪というのは怪物やモンスターではなく、生活に寄り添いそこにあるものだというスタンス。展示を一つ一つ食い入るように見ました。
わたしは水木しげるのことも妖怪のことも何一つ分かっていなかった。すごかった。


とにかく原画点数が多く、ほぼ全部の妖怪が原画で見られたんだけど、白黒生原稿を見てもどうなってんのかわからん上手さ。ペン画でこの人より上手い漫画家、今いないんじゃない?という迫力があった。

白黒なのに浮かび上がる質感、妖怪が存在する背景こそが大事という考え方も一貫していてマジすごい。

すごすぎてヤバ原画のポストカードを何枚か買った。

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日本の「妖怪」を今存在させているのは水木の研究ゆえで、水木しげるが妖怪図鑑を作った後、それを一次情報としてモンスターとしての妖怪を出演させている現代のいわば二次創作的作品たちを水木さんはどう思っているのだろうか。
うちの子たちが夢中だった「妖怪ウォッチ」は結構失礼な在り方だったのでは、制作者たちはどれくらい水木さんのことを知っていたのだろう、と思いを巡らせた。


ていうか水木しげるが日本における妖怪についてこれほどの功績を残していたとは知らなかった。
わたしの中の尊敬する人ランキングを駆け上がる水木しげる。


この時点ですでにこの日の大満足を達成。

 

とんかつあおきも水木しげる展も、自分1人では行かなかったんじゃないかなあと思い、「来てよかった〜、なんて楽しい一日なんだ、つくさんありがとうね」、と言いながらこの楽しい一日を噛み締めていました。

 

他にも行きたいところややりたいことはあったけど、二箇所に絞っておいて大正解でした。


今から向かったらちょうどいいかなーという時間なので、寄り道せず再び都内のドームに向かうことに。

 

続きは後編!

 

 

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