椅子上生活

主に椅子の上にいます

オードリーANN in東京ドームの日記(前編・ドームに行くまでの話)

ラジオイベントで東京ドームを会場にしてやるらしい。
2023年の3月にその知らせを耳にした。

オードリーのオールナイトニッポン(ANN)が人気らしいというのは知っていたし、たまに聴いていたけど、わたしは毎週聴くほどの熱烈なファンではなかった。

それでも行こうと思ったのは、Netflix「LIGHTHOUSE」で晴れやかな表情になった若林さんのその後を見届けたくなったから。

2022年の佐久間さんのドリエンライブも一緒に行ったラジオ好き友達のつく(id:tsuku_snt)さんに「ドーム行く?行くなら一緒に行ってもいいかな?」と話して、申し込みをした。

 

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つくさんと遊ぶの自体が久々で、他にどこ行くー?で打ち合わせをして、当日は1人ずつ希望の場所に行くことに。


わたしはずっと気になっていたとんかつあおきに行きたいとリクエスト。

【飯テロ企画】記憶飛ぶデリバリーグルメBEST4 DJ松永 vs チーム佐久間 最強選抜グルメが襲いかかる! - YouTube


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(この動画を見てずっと気になっていた)

つくさんは過去1回行ったことあったらしいけど、ぜひ行こうと言ってくれたのでお昼ご飯はここに決定!

 


つくさんは「水木しげる展に行きたいけど、横浜だし遠いから…」と尻込みしていたので、お互いもっと遠方から来るんだし、せっかく東京来たんだから横浜くらいなら行こうよ、ていうか地方民は東京に着いてからの移動は移動時間にカウントしないんだよ、と変な理屈をこねながら後押しして、そっちも予定に組み込んだ。

 


当日まではオールナイトニッポンのサブスクサービス、ANNJAMでオードリーANNの神回の日替わり配信などもやっているということで、これを毎日聴きながら体調に気を付け当日を待つ日々。

 


2月18日、なんとか無事当日を迎えることができてウキウキの朝。

東京駅でつくさんと合流。
東京、とにかく人が多い!都会!
コロナ後の週末の東京駅は大きな荷物を持った人が大勢、それぞれがどこかへ向かっていて、落ち着いて話せる場所もないね、ということで開店前だけど早速移動。
蒲田駅近くのベンチでお土産を渡しあったり近況を話したりしながらお店に向かうと、すでに開店待ちの列ができていました。

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↑つくさんが引いてきてくれたガチャガチャの森のANNコラボアクキー!嬉しい!

 

並んでいる間に注文を聞かれ、事前に動画を見て(上ロースか…)と思っていたものの、メニューを見たらヒレカツも同価格・量少なめだったのでそっちにしてみました。

あとご飯は少なめにしてもらう。
最近の風潮で、女性だからと無断でご飯を少なくするなよみたいな動きがあって、それ自体は良いことなんだけど、あんまり食べられない自分みたいなタイプは毎回ちゃんと少なくしてくださいとお願いしないと残して無駄が出てしまうということで、最近は毎回伝えるようにしているのでした。


並びながらもオードリーの話や翌日代打で復活するCreepy Nuts ANNの話、他のラジオの話など、ずっと話していても話は尽きず。楽しい!

 

ようやくカウンターだけの狭い店内に通されると、座ってすぐに出されるトンカツ。早い!嬉しい!

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あおきのとんかつは、優しい。衣がバリバリすぎでもなく、こってりもせず、お肉も柔らかくてなんていうかちょうどいい…!うまい。

色々な塩がいっぱい並んでいたけど、わたしも松永さんと同じくソース派。

そして噂の豚汁。優しい味ー!そして生姜が風味もよくたまに生姜本体に当たってその爽やかな感じと、「ちょうどいい大根」、ハァー、これは美味しいですね。

1切れ、つくさんの上ロースと交換してもらったんだけど、脂身が甘くてうまいので、例えヒレが好きでも上ロースを頼むべきだと思いました。すまんかった。

 

美味しいねー、楽しいねー。

 

あの噂の「日本語で表現できない豚汁」がこれかぁーと言いながら、横浜そごうの水木しげる展へ移動。


つくさんもわたしも、ゲゲゲの謎は視聴済み。
つくさんは見たあと「水木…」とたびたび呻いていたのを知ってたので、なんでそんなに?と聞いてみたところ、映画の内容というよりも、あの映画がああいう形で作られたことが好き、という話をしてくれました。

 

ゲ謎はそもそも水木しげる誕生100周年を記念して作られたもので、水木しげる自身は墓場鬼太郎に出てきた「水木」とか、他の自著に出てくるようなあまり良い人としては描かれないんだけど、本人の没後、その100周年で作られた作品の水木はああいう人物として描かれたこと自体が、すごくいいなと思ったし愛を感じる、という話を聞いて、それは素敵だなと思ったし、愛されているなあ、愛だなあと感じたのでした。


わたしは子供の頃鬼太郎アニメを見て育ち、朝ドラの「ゲゲゲの女房」をなんとなく見ていたし、ゲ謎は話題だったから見たくらいの距離感。

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正直展示会についてはそれほど期待せず行ったのに、生い立ちから妖怪への向き合い方(もはや研究者のそれ)、妖怪たちの姿を浮かび上がらせた功績、そして妖怪というのは怪物やモンスターではなく、生活に寄り添いそこにあるものだというスタンス。展示を一つ一つ食い入るように見ました。
わたしは水木しげるのことも妖怪のことも何一つ分かっていなかった。すごかった。


とにかく原画点数が多く、ほぼ全部の妖怪が原画で見られたんだけど、白黒生原稿を見てもどうなってんのかわからん上手さ。ペン画でこの人より上手い漫画家、今いないんじゃない?という迫力があった。

白黒なのに浮かび上がる質感、妖怪が存在する背景こそが大事という考え方も一貫していてマジすごい。

すごすぎてヤバ原画のポストカードを何枚か買った。

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日本の「妖怪」を今存在させているのは水木の研究ゆえで、水木しげるが妖怪図鑑を作った後、それを一次情報としてモンスターとしての妖怪を出演させている現代のいわば二次創作的作品たちを水木さんはどう思っているのだろうか。
うちの子たちが夢中だった「妖怪ウォッチ」は結構失礼な在り方だったのでは、制作者たちはどれくらい水木さんのことを知っていたのだろう、と思いを巡らせた。


ていうか水木しげるが日本における妖怪についてこれほどの功績を残していたとは知らなかった。
わたしの中の尊敬する人ランキングを駆け上がる水木しげる。


この時点ですでにこの日の大満足を達成。

 

とんかつあおきも水木しげる展も、自分1人では行かなかったんじゃないかなあと思い、「来てよかった〜、なんて楽しい一日なんだ、つくさんありがとうね」、と言いながらこの楽しい一日を噛み締めていました。

 

他にも行きたいところややりたいことはあったけど、二箇所に絞っておいて大正解でした。


今から向かったらちょうどいいかなーという時間なので、寄り道せず再び都内のドームに向かうことに。

 

続きは後編!

 

 

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