テレビ朝日の金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」を見てます。
元々原作が好きなのですが、映像化に向かない展開も多いので(めちゃくちゃ面白いんだけど嘘っぽくなっちゃいそうだから)、実写はどうかなーと思っていました。
それが予想以上に良い出来です。
舞台が北海道じゃないとかミキサーがオリキャラ化*1とかエピソード端折られすぎとか不満は多少あれど、展開の嘘くささ(というかフィクションレベル)と深夜ドラマのチープさがちょうどよくマッチしていて楽しく見れてます。
それにキャストがみんなハマっている!
小芝風花さんどうかな?と思ったらめちゃくちゃがんばっててミナレだし、麻藤さんのうさんくささ最高だし瑞穂ちゃんの世間擦れしてないっぽさは原菜乃華ちゃんピッタリだし茅代まどかのベテラン感、平野さん素晴らしい〜。久連木さんの枯れ具合も良い。
テレビでやるには無理がある「波の智慧派編」もコンパクトにまとめられててこれはこれで満足。
そもそもこの漫画のドラマ化はキャラさえ立っていればあとはオリジナルストーリーでもいいくらいだと思っていたので、テレビで無理じゃねと思ってたミナレの軽快トークがばっちり映像で見れてるところでもう好きだし、さらに思っていた以上に原作要素をうまく取り入れてドラマに再構成していて、ラジオ愛も感じて好きィ!しています。
原作の好きなところ、ミナレ以外(笑)のみんなのラジオ愛溢れるところ。もちろん作者さんもラジオ好きなんだろうなというのが伝わってくるんだけど、その主人公のミナレが全然ラジオ好きじゃなかったという設定がまた好きなのです。
ミナレの好きな番組が相撲中継とショウアップナイターとか、いわゆるラジオが好きという人のそれとはベクトルが全然違っているのですが、そんな中でもミナレなりに愛を持ってラジオに向き合うところがいいなと思います。
ちょいちょい出てくる、ラジオの特性や可能性を信じているセリフに痺れるー!
麻藤「ラジオの強みっていうのはリスナーとの距離感だ。テレビの視聴者はお客様、ラジオのリスナーは参加者だ」
放送事業として、
ラジオがテレビに勝っている部分が
4つある。#地域密着性
#災害への対応力
#反応の早さあと1つは…『#自由』だ。
うんうんそうだよね、だからラジオが好き、と思いながらドラマを見ています。
まだ原作の謎も解明してないけど、このままドラマのオリジナルストーリーも織り交ぜつつ、自由に暴れるミナレが見たいなあ。
楽しみにしてます!
↑6巻だけどこにも在庫がなくて、やむなく中古を買ったんだけど、ドラマ化で重版かかってたらいいなあ
*1:ミキサーが瑞穂に片想い、まで乗せると要素多すぎなのでそこは納得済み