先月になりますが、映画「ヤクザと家族」見てきました。
www.yakuzatokazoku.com
見る前の感想予想→めっちゃ泣いた…やばい
実際の感想→やはり綾野剛の困り眉はいい、そしてヤクザでもかわいかった
(ストーリーはだいたい事前情報で読めてたのでキャラ萌えに走ってしまった…)
あと尾野真千子もよろしおすなあ。
25歳設定めっかわw 声高いの☺️
SNS宣伝時代、映画は公開後すぐ見るべき
やっぱねえ、今年は物理的に無理だったししょうがない(近所でなかなか上映されなかった)んですけど、映画は公開後すぐ見るべきだなあと思いました。
公開前から猛烈な宣伝と、ほぼ毎日更新される綾野剛と映画公式と藤井監督のインスタ。映画見ながらあのシーンもこのシーンも、全部見たことある!みたいになりましてね、うんw 初見なのに既視感!w
あんまり、見る前のネタバレ好きじゃない派なんですよ。
で、公開後はSNSでもすでに見た人向けの発信がどんどんされていくわけで、映画本編見てないのにどんどん小ネタやら撮影秘話やらが入ってきてしまうのです。
でもじゃあ、いつ見に行くか分からないけど、いつか見るかもしれない映画のために、綾野剛のインスタ見るのやめるか?って言われると、やめないですよそりゃ…。
インスタストーリー24時間で消えるもん。
綾野剛のインスタストーリーが上がると秒でスクショ撮るようになってしまいました。もうすっかり綾野剛ネットストーカー的ファン。(綾野剛が友達のインスタ投稿にいいねしてるのを見つけてニヤニヤしている…キモッ)
あとやっぱり、FAMILIAのMVというか曲自体がネタバレなんですよね…。見る前に戻りたい。映画公開前にMVプレミア公開とかどうなんだい。もう、見た人全員ネタバレ。回避できないでしょ。
そりゃ映画開始と同時に海の中のシーン見て「あぁー」ってなるし娘が出てくるぞ出てくるぞってなるよ…。
で、宣伝やら不幸困り眉綾野剛のかわいさに気を取られちゃったけど、ちゃんと思い返したら、「ヤクザと家族」という映画、よかったな、って思いました…。変な引っ掛かりなく見られた。
山本が彩に「お父さんと会ったことある?」って言われた時「会ったことは無いなあ」って言うの良かったな…。嘘は言ってないの。
そこの軽いやりとりの、あの短い幸せパートを見るための映画だったかもしれない。
もっときっとあったんだよね?そんなささやかな他愛のない幸せな会話やふれあいが。
短い幸せパートを反芻します…🙏
子持ちとしては由香の人生に思いを馳せてしまう
しかし稼ぎながら勉強しながら学校通って出産して子供育てながら市役所に就職するとか、由香は親もいなくて大変だっただろうな…めちゃめちゃ大変すぎてそこの妄想ばっかしてしまう…。
働かないと学費を稼げない上に出産となったら収入も途絶えるし。
たぶん描きたいのはそこではないんだろうし、藤井監督の視野には入ってない話なんだろうけど。
いやマジどうしたの…。現実的判断としてその状況でなかなか産まないわな…。ヤクザで殺人犯の子だぞ。
14年で14歳も気になったけどw (刑期が14年10ヶ月とかだった?w もうそれほぼ15年て言わない?w そっちは少なめに丸めるかもだけど、普通13歳11ヶ月だとしても子供の歳を多めに言ったりしないんだよなあー)
あとやっぱ締め出すだけだとヤの人をヤに押し込めるだけなんだなあと思いました…。
働かずおとなしく5年暮らすのは無理だよね。そりゃ無敵の人になって再犯もするわ。(無理ゲー。制度設計したやつの顔が見たいby志摩ちゃん)
まあそもそもヤの人は排除されるべき悪い人ではあるんですけど…。でも劇中のように他に行き場のない人のある程度の受け皿として機能していた部分もあるし、うーんうーん。
誰でもやり直すことができる社会の方がいいよね。
就職失敗した人も、ブラック企業から抜け出した人も、長年ひきこもってた人も。
フィクションでのSNSの描かれ方
あとSNSぢからを過大評価しすぎじゃないのと思いました。
みんなそんなに他人に興味ないよ。「あの人と一緒に暮らしてる」とかの個人情報ばらまくヤバいやつそんなにいないよ、周りに揉め事起こしたりしてなければ。
うーん、でもタイミングと運が悪ければそういうこともあるのかなあ…。
いや、わたしネットヘビーユーザーだと思ってるんですけど、ヘビーユーザーとしての見解では、ほぼ無いですけどね…。もうちょい炎上ネタが無いとあそこまで広まらないよ…。
最近の創作での悪意としてのSNSの描かれ方が気になる。
ちなみに「MIU404」や「フェイクニュース」脚本の野木亜紀子は、たぶんずっと前からのネットヘビーユーザーで、その辺のバランスが上手いなと思って見てます。
で、友人と1席空けて隣でレイトショーで映画見たんですが、見た後、友人と話すの良かった、最高に楽しかった。(もちろんマスク着用)
今のご時世的になかなかできないけど(そもそも夜に店が開いてない)、やっぱ必要だな〜と思いました。見た後の熱量で突っ込んだり反芻したり。
いつも映画は一人で見に行くことが多いんだけど、またこういう機会を作りたいです!
シナリオ2021年2月号、「ヤクザと家族」公開前にして全脚本載ってるというので取り寄せておいて映画見てから読みました。
こ、この一行であそこまでやるー!?みたいになるシーンもありましたね、好きならおすすめです。
補足情報としては最初のとこで指3本分で柴咲組が山本を助けたってとこ、30万?300万円?wってことだったんですね、ってとこだけ分かったw
ノベライズは読んでないです…。
空白の由香の人生に触れてるだろうか。多分無いよねw本筋ではないので。