椅子上生活

主に椅子の上にいます

映画「ヤクザと家族」を見たよ(ちょっとネタバレあるよ)

先月になりますが、映画「ヤクザと家族」見てきました。
www.yakuzatokazoku.com


見る前の感想予想→めっちゃ泣いた…やばい


実際の感想→やはり綾野剛の困り眉はいい、そしてヤクザでもかわいかった
(ストーリーはだいたい事前情報で読めてたのでキャラ萌えに走ってしまった…)


あと尾野真千子もよろしおすなあ。
25歳設定めっかわw 声高いの☺️


SNS宣伝時代、映画は公開後すぐ見るべき

やっぱねえ、今年は物理的に無理だったししょうがない(近所でなかなか上映されなかった)んですけど、映画は公開後すぐ見るべきだなあと思いました。


公開前から猛烈な宣伝と、ほぼ毎日更新される綾野剛と映画公式と藤井監督のインスタ。映画見ながらあのシーンもこのシーンも、全部見たことある!みたいになりましてね、うんw 初見なのに既視感!w


あんまり、見る前のネタバレ好きじゃない派なんですよ。
で、公開後はSNSでもすでに見た人向けの発信がどんどんされていくわけで、映画本編見てないのにどんどん小ネタやら撮影秘話やらが入ってきてしまうのです。


でもじゃあ、いつ見に行くか分からないけど、いつか見るかもしれない映画のために、綾野剛のインスタ見るのやめるか?って言われると、やめないですよそりゃ…。
インスタストーリー24時間で消えるもん。

綾野剛のインスタストーリーが上がると秒でスクショ撮るようになってしまいました。もうすっかり綾野剛ネットストーカー的ファン。(綾野剛が友達のインスタ投稿にいいねしてるのを見つけてニヤニヤしている…キモッ)


あとやっぱり、FAMILIAのMVというか曲自体がネタバレなんですよね…。見る前に戻りたい。映画公開前にMVプレミア公開とかどうなんだい。もう、見た人全員ネタバレ。回避できないでしょ。
そりゃ映画開始と同時に海の中のシーン見て「あぁー」ってなるし娘が出てくるぞ出てくるぞってなるよ…。



で、宣伝やら不幸困り眉綾野剛のかわいさに気を取られちゃったけど、ちゃんと思い返したら、「ヤクザと家族」という映画、よかったな、って思いました…。変な引っ掛かりなく見られた。


山本が彩に「お父さんと会ったことある?」って言われた時「会ったことは無いなあ」って言うの良かったな…。嘘は言ってないの。


そこの軽いやりとりの、あの短い幸せパートを見るための映画だったかもしれない。

もっときっとあったんだよね?そんなささやかな他愛のない幸せな会話やふれあいが。


短い幸せパートを反芻します…🙏


子持ちとしては由香の人生に思いを馳せてしまう

しかし稼ぎながら勉強しながら学校通って出産して子供育てながら市役所に就職するとか、由香は親もいなくて大変だっただろうな…めちゃめちゃ大変すぎてそこの妄想ばっかしてしまう…。
働かないと学費を稼げない上に出産となったら収入も途絶えるし。


たぶん描きたいのはそこではないんだろうし、藤井監督の視野には入ってない話なんだろうけど。


いやマジどうしたの…。現実的判断としてその状況でなかなか産まないわな…。ヤクザで殺人犯の子だぞ。

14年で14歳も気になったけどw (刑期が14年10ヶ月とかだった?w もうそれほぼ15年て言わない?w そっちは少なめに丸めるかもだけど、普通13歳11ヶ月だとしても子供の歳を多めに言ったりしないんだよなあー)


あとやっぱ締め出すだけだとヤの人をヤに押し込めるだけなんだなあと思いました…。
働かずおとなしく5年暮らすのは無理だよね。そりゃ無敵の人になって再犯もするわ。(無理ゲー。制度設計したやつの顔が見たいby志摩ちゃん)


まあそもそもヤの人は排除されるべき悪い人ではあるんですけど…。でも劇中のように他に行き場のない人のある程度の受け皿として機能していた部分もあるし、うーんうーん。


誰でもやり直すことができる社会の方がいいよね。
就職失敗した人も、ブラック企業から抜け出した人も、長年ひきこもってた人も。


フィクションでのSNSの描かれ方

あとSNSぢからを過大評価しすぎじゃないのと思いました。
みんなそんなに他人に興味ないよ。「あの人と一緒に暮らしてる」とかの個人情報ばらまくヤバいやつそんなにいないよ、周りに揉め事起こしたりしてなければ。

うーん、でもタイミングと運が悪ければそういうこともあるのかなあ…。

いや、わたしネットヘビーユーザーだと思ってるんですけど、ヘビーユーザーとしての見解では、ほぼ無いですけどね…。もうちょい炎上ネタが無いとあそこまで広まらないよ…。

最近の創作での悪意としてのSNSの描かれ方が気になる。


ちなみに「MIU404」や「フェイクニュース」脚本の野木亜紀子は、たぶんずっと前からのネットヘビーユーザーで、その辺のバランスが上手いなと思って見てます。



で、友人と1席空けて隣でレイトショーで映画見たんですが、見た後、友人と話すの良かった、最高に楽しかった。(もちろんマスク着用)
今のご時世的になかなかできないけど(そもそも夜に店が開いてない)、やっぱ必要だな〜と思いました。見た後の熱量で突っ込んだり反芻したり。


いつも映画は一人で見に行くことが多いんだけど、またこういう機会を作りたいです!




シナリオ2021年2月号、「ヤクザと家族」公開前にして全脚本載ってるというので取り寄せておいて映画見てから読みました。

こ、この一行であそこまでやるー!?みたいになるシーンもありましたね、好きならおすすめです。
補足情報としては最初のとこで指3本分で柴咲組が山本を助けたってとこ、30万?300万円?wってことだったんですね、ってとこだけ分かったw


ノベライズは読んでないです…。
空白の由香の人生に触れてるだろうか。多分無いよねw本筋ではないので。

「創造」はものづくりのリスペクトと喜びが詰まった曲

前回の記事を書いたときはずっと新曲を聴きながら音とゲームのことを考えていたけれど、あの後、通勤で歌詞をじっくり見ながら「ものづくり」について考えていたら泣けてきました。


▼前回の記事▼
gdno.hatenablog.com


今までラジオとか聴いてても曲の感想で「泣きました」とかあっても、「大袈裟だなあ」と思っていたんですが…。曲聴いて泣いたりって本当にあるんですね…。すみませんでした…(土下座)


歌詞はこちらに載ってます。
www.hoshinogen.com



個人的な話になるけれど、「ものづくり」はわたしととても密接な事で。


わたしは学生時代はロボットコンテストに参加してロボットを作っていました。


当時の座右の銘は「無いものは創れ」。
子供の頃からとにかく新しいことを考えるのが好きで、工夫が好きで、考えては試し、ものづくりをするのが大好きでした。


この曲を聴いて、ロボコンをやっていた時のことを思い出してボロボロ泣いてしまいました。
アイディアを考えて、実現に向かってみんなでがんばる日々。

それこそアイディア会議では「非常識な提案」、突飛なアイディアも出たけれど、「ものづくり」は地味なことも多くて。


わかりやすい大きい新しいアイディアもあるかもしれないけれど、たいていは小さな課題を解決する小さなアイディアと工夫の積み重ねで。

課題を解決するために過去のアイディアを別のことに使えないかとか、日常の出来事やものの仕組みを観察して、これ使えないかなとかひたすら考えたり。


枯れた技術の水平思考」も、「途方もない学びを繰り返して」も、「襷抱いた遊び」=過去に同じようにものづくりに取り組んだ先人の知恵を活用していく事も。ほんとそれなんです。

当時がんばってたなあ、みんながんばってたなあ、楽しかったなあ、と思い出して涙が出てきました。


「走り出そうぜ 物作る冒険」、そうだよ、ものづくりは冒険だ。

身体中の血液が熱くなるような、ワクワクした気持ちが湧き上がってくる。


源ちゃんとジャンルは違えど、同じように試行錯誤をして同じようにワクワク遊びながら形にしたんだなって分かって、すごく嬉しかった。


なんていうかこの曲が全てのものづくりをする人への、「楽しいよな!遊ぼうぜ!」って応援してくれるような、そんな感じ。胸が熱い。


あと、色々インタビューを読んで、歌詞をじっくり読んでいたら「進化を君に 外れ者に授ける」がまたぐっと来てしまい。
この言葉に救われる子がいるんじゃないかなぁ、なんならあの頃のわたしにこの言葉をあげたかったな、でも今この言葉でちょっと救われてる自分もいるな、と考えながら聴きました。


もちろん星野源という人間が誰かに「進化を授ける」なんてことはできないのは知っています。実際わたしも進化していないかもしれない。それでも、この言葉を、外れ者だと思って孤独に奮闘している誰かが受け取って欲しいなと思いました。

星野:海の中にいたある生物が、海で幅を利かせてる他の生物たちに追いやられて、海にはもう場所がなくなって陸に出ていく。それが進化になる。海という社会の中では“あぶれて”いても、違う世界の中心になれる。それが生物がそもそもずっと繰り返してきた進化の本質なんだと思うんです。そうすると、人類の歴史も同じようなことを繰り返してきたんじゃないかと思えてきて。一つの土地にいた人たちの中から逃れた人たちが、他の土地で生活を始めて今の世界がある。ある社会では生きられなかった人間が、別の社会ではものすごい力を発揮するみたいに。僕が感じた創作する楽しさとか、それによって人と話せたりコミュニケーションできる喜びみたいなものと、そうやって生物が進化を繰り返してきた歴史を重ね合わせて今回の歌詞を書きました。


ーーなるほど、それであのフレーズに。


星野:それで〈進化を君に 外れ者に授ける〉という歌詞を書いたんです。そしたら『はずれ者が進化をつくる』というタイトルの本を見つけて、合ってた!って(笑)。農学博士の方が書いた学生向けの本なんですけど、すごく良い本でした。それを読んで自分の書いた歌詞は間違ってなかったと、より強く思えましたね。


星野源が明かす、「創造」の背景にある創作へのスタンス「自分と他者との間に流れる川に橋をかける行為」 - Real Sound|リアルサウンド より)


このフレーズを聴くと、一人、まだ見ぬものを作る人への勇気になる。ものづくりは遊び。ものづくりは、楽しい!


源ちゃんを追いかけてきてよかったなあ。
こんなに自分にとって特別な曲を、大好きな源ちゃんが作って、日本の真ん中で鳴らしてくれる。


星野源 – 創造 (Official Video)


きっと、ものづくりをする全ての人を勇気づける曲になると思います。
この曲自体が、日本の、世界のものづくりを後押しするんじゃないかと本気で思っています。


なんか創りたくなってきた!


なんか創り出そうぜ!!








ロボコンのことの過去記事▼
gdno.hatenablog.com

星野源「創造」発売!

星野源の新曲、「創造」がついにリリース!

思い起こせばMIU404最終回のあの日、ブルーな気持ちを救ってくれた奇跡のマリオ35周年記念CMソング。
あの30秒だけをひたすらリピートしていた日々から、ついにフルで完成ですよ!ハァハァ。



16日の24時からYouTubeプレミア公開ということで待機していたのですが、気付いてしまいました。0時から2分間のカウントダウンが始まるプレミア公開より、Apple musicですぐダウンロードした方が早く聴けると…!w
ということでプレミア公開を待ちながらも一足先に再生〜



イントロの英語めちゃかっこよくない!?そして聴き慣れたあのサビ!と、興奮しつつもカウントダウンが気になり、そこまでしか聴けずにYouTube合流に〜。


youtu.be


曲かっこいいいい!
MVも、何これすごいぃぃ!どこ見ればいいんですかあああ!w
そして溜めからのニセと、最後の投げキスに感想が全部持っていかれたプレミアw


終わってから友人とLINEしたけど、「ニセw」「最後!」としか言えてなかったw


まてまて、じっくり聴くぞ、と、曲を聴きながら公式でクレジットや歌詞を確認しているうちにもう始まってしまうオールナイトニッポンw 短い!早い!w


youtu.be


でも新曲が公開されてからラジオですぐに源ちゃんの興奮具合や曲への想い、他のファンの感想などが聴けて、こんな幸せなことがあるだろうかと。
ハァー、楽しくて幸せな時間でした。


私とゲームの話

わたしは星野源と同学年なのですが、男兄弟がいたこともあって、子供の頃はかなりゲームで遊んでいた方だと思います。ゲームの思い出としてもおそらく同じくらいの年齢で同じようなゲームを遊んでいるのではないかと。
で、「創造」にスーパーマリオランドBGMが入っているところとか、すごく興奮しまして。


スーパーマリオランドのBGMなんて、「マリオといえば」と連想する曲からは少し外れたマニアックなところだと思うんですよ。でもわたしにとってはひたすら繰り返し聴いた思い出の曲で、あのデカくて見づらいゲームボーイを両手で握りしめて遊んだ子供の頃、その楽しかった思い出と共に迫ってくるんです、この曲は!そんなの楽しくないわけないし、好きにならないわけないし、ちょっと、冷静に聴けない曲でもあります。
歌詞よりもマリオランドのメロディラインを歌ってしまうよねほんとマジで!!!(全然主旋律覚えられない)


悔やまれるのは、ゲームキューブを通ってないので、ゲームキューブ起動音と言われても「へー…」という感じということ…。中高の頃はプレステ全盛期だったので、任天堂は子供の遊ぶハードみたいな意識があり、友人の家で集まってゲームという年代でもなく、ほとんど触ったことがなかった…。くっ…


ゲームミュージックが音楽の原体験として色濃く残っているチップチューン好きとしては、サピエンスに続いてこの音の感じ、すごく嬉しいです。好き。
マシンガンみたいなドラムはサピエンスと同じ玉田さん。カースケさんもいるけど、「スリガネ」と書いてある。カースケさんがスリガネだけをカチカチと叩いてるところを想像すると、かわいい…。



歌詞には任天堂とものづくりについてと、そして病気からの生還についても。


「なんか創り出そうぜ」
ほんとものづくりをする人の背中を押す曲だぁ…


色々言葉を尽くそうと思ったけど、「ああー!もう、好き!!!」です。
この曲を、作ってくれてありがとう。橋をかけてくれてありがとう。


新曲を楽しみにできる幸せと、それを繰り返し聴いて「いい!」と思える幸せよ。ありがとうありがとう!



ネイル!似合ってる!素敵!好き!って勢いで描いた

創造

創造

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すりがね、意外に高い



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#リモラブ の挑戦。コロナ禍での「俳優」は危険な仕事なのか

 2020年の秋ドラマは「恋あた」の他に「#リモラブ~普通の恋は邪道~」を見ておりました。
 そこでちょっと、この時代に俳優という仕事をすることについて思うところがあり、記事を書くことにしました。


www.ntv.co.jp

「 #リモラブ」の挑戦

 日テレ「#リモラブ」はミッチー(及川光博さん)が出ていたから、まぁ見るんですけど、大好きな朝ドラ「スカーレット」の脚本家さん、水橋文美江さんが担当だったので、それも楽しみに見ました。ハチさん(松下洸平)も出てるし。


 このドラマはコロナがある2020年を舞台にした、ある企業の産業医・美々先生(波瑠)のラブコメ。登場人物は距離を取りマスクをして消毒するし会議のシーンでは換気もする。出会いは自粛期間中の架空のSNS


 俳優の演技の都合上、表情を見せるために時代設定がどうであれマスク無しでドラマを撮影することが多いけれど、このドラマは現代のコロナ真っただ中、マスクや感染対策を劇中でも出しまくるという試みで話題にもなりました。


 1話の美々先生がなかなか鼻につく感じの性格で、相手候補が5人も出てきて大丈夫かなーと見守っていましたが、密ギャグやらそれぞれの恋模様やら、水橋さん脚本での松下さんが急にかっこよくなるところや、イチャコラコントやら、かわいいぞコノヤローやら、なんやかんや楽しんで見ていましたが…


 よりによって感染者0を長らく維持していたあの岩手県から親が上京してきてしまうという設定だったり、関西で感染拡大しまくっていた12月上旬に関西に出張してしまうなど、リアルタイムのコロナを扱うことの難しさがかなりタイミング悪く出てしまったなあという印象…。


 あんなにウィルスに気を付けている美々先生が自宅に他人を招待する??家で女子会??という、執筆時期との感覚のズレもちょいちょい見られ(たぶん出かけたり外食はダメ、家で少人数なら可と思われてた頃)、ううーん、感染拡大条件も流動的な中でコロナを描くというのはやはり難しいなと感じました。


 中盤、朝鳴部長(ミッチー)が何の説明もなく突然おしゃれマウスガードになってて、一般企業であんなの付けてる人見たことない!と思ってちょっと笑ってしまいました。(あれは室内でサーキュレーターを回し、換気対策もしているカネパルだから許されると思っている)
 まあミッチーあれ似合うんですけどね、似合うから仕方ないね。


 コロナを劇中に出すということは、誰かが感染する可能性がある…?と心配しましたが、さすがにそこまでは盛り込まなかったようです。ちょっとホッとしました。


 SNSから出会ったくせに「やっぱり生身じゃないと」という若干押し付けがましい価値観も見られたけど、最終的にはSNSも上手く使いながら美々先生と青ちゃんが無事仲良く過ごしていけそうでよかったです…、が!

 最終的に、結婚はすることになったものの看護師になる夢を叶えた八木原くんに「おと」を継がせるわけにはいかないと思う栞ちゃんの気持ち(すごくわかる)には結論は出ず、「新しいお母さんはいらない」と言う保くんの急な心変わりにより肇ちゃんは富近先生と3人でクリスマスを過ごし…。若干、保はそれでいいの?という気持ちは抜けず、ハッピーエンドながらももんやりとしたドラマでした。
あと、ゴモちゃん…?ゴモちゃん幸せになって…?岬さんは最初恋の容疑者扱いだったのに、完全なる出落ちw …まあいいでしょう。

あと「普通の恋は邪道」の意味もよく分からなかったw


でもコロナがそばにありつつもコミカルにキャッキャ楽しいドラマだったと思います。(楽しいだけじゃなく人と人が分かりあうことについても丁寧に描かれていてそこも好感)
3話くらいから面白くなってきたかな。毎週楽しみに見ました。
終盤、心の声をちゃんと言葉に出して伝えようとする美々先生のがんばりに、心がギュッとなりました。がんばれー!


 物語的にはそんな感想ですが、それとはまた別に、感染対策をしながら撮影し、それをそのままドラマとして見せる、ニューノーマルなドラマという挑戦はとても意義のあるものだったと思うのです。
 狭い部屋のシーンではサーキュレーターが動いていたし、撮影時はちゃんと2m離れているか都度測ったりと、かなり徹底していたようです。*1


 マスク越しのキスシーンという挑戦や、最後の美々先生と青ちゃんのキスシーンも、最近はあまり見なくなってたけれど撮影角度を変えて、実際接触しなくていいやつにしてくれて配慮を感じました。さすが!!

俳優という、現代では特殊なお仕事

 今の時代、マスク無しでやらなければいけない仕事というのはほぼありません。マスク無しで過ごさねばならない、人と接しなければならないという仕事は、かなり特殊な仕事だと思います。感染対策をしているとはいえ、少なからず本人も不安を抱えながらの仕事になると思います。


 昨年の自粛期間中に電話やZOOMを利用したリモートドラマという、感染対策しつつ作ったものがいくつか出てきましたが、挑戦的ではあるけれどやはりいつものドラマとは違うものという印象は拭えず、いつものドラマに感染対策の方を持ち込んだリモラブは、ある意味潔いな、と思いました。


 今の時代に俳優だからと言って「ハイここでキスしてねー」、と、密なシーンを自然に演じろというのは、視聴者として、ちょっと見過ごすことができない。
事前にPCR検査してます、陰性です、だからやります、って言っても。いや分かんないじゃん…?いつ感染するかは誰にも分からないし、だからこそ俳優のことも一人の人間として尊重し守って欲しい。ドラマを愛するものとして、俳優という仕事を「危険な仕事」にしてはいけないと思うのです。

 正直、今までドラマ出演者に感染者が出ていないのはラッキーでしかないと思います。


 半沢直樹もかなり顔が近づいてアップなシーンがあったけれど、1人アップが多く、向かい合って話すのはコロナ禍後は実は合成と聞いて少しほっとしたものでした。


 画面の端にサーキュレーター回っててもいいし、会議や食事のシーンで距離があってもいい。横一列でも構わないし、なんならテーブルの真ん中にアクリル板あっても気にしないよ。
演技を妨げないことと感染対策は工夫次第で両立すると思います。




再び緊急事態宣言が出ました。もっともっと安全で進化した番組作りを期待したいです。




*1:水橋さん寄稿、リモラブについての色々の記録はこちらの書籍を取り寄せて読みました。 北國文華|ほっこく堂|北國新聞社の本

TBS火曜ドラマ「この恋あたためますか」感想

2020年秋ドラマ「この恋あたためますか」、推しもいないのになんだかんだ全話見たので感想をまとめておきます。


www.tbs.co.jp

「恋あた」感想

 TBS火曜ドラマの「この恋あたためますか」はコンビニスイーツ開発と恋のお話ということで、規模とジャンルは違えど、かつて似たような仕事をやっていた者として、楽しく見ました。


 タイトルに入ってる通り、ガンガン恋愛要素が入ってくるのが、お仕事ものとして見たいわたしにはちょっと余計な要素ではあったけど…、途中からどうなるの!?とはなって、ハラハラ見ました。中村倫也には残念ながら萌えないので…まこっちゃん推し。
あと漫画描いてるスーちゃんが良かった。中国から来て日本語ペラペラで絵まで上手いとかスーパースペックすぎん??道具も最新ぽくて興味津々で見ました。あの漫画じっくり見たかったけどどこかで公開されてるのかな?


 商品開発は試行錯誤と試食の繰り返し。あれだけのバリエーションを作り、試食できて判断ができるというだけで、もはや才能。北川さんもまこっちゃんも十分才能あるから!!と叫びたい。(普通の人はあれくらい試作バリエーションがあると、わずかな味の違いには気付けず同じ味に感じたり、飽きてしまって食べられなくなったり、先に食べたものの味を忘れたりする)


いいものを作ったら必ず売れるわけでもなく、原材料の確保や輸送テストなど、本当に色んなことをクリアして、それを宣伝したり報道してもらったりして、色んな人の手を借りて新商品は販売されるんですよね。

そんな苦労を経て発売に漕ぎ着けた劇中に出てくる新スイーツが実際にセブンイレブンで発売されるのも嬉しかった!*1シュークリームはずっと売って欲しかったなあ…。販売期間、短かった…。


 物語の中盤、「拓実は樹木ちゃんの方が好きだよ」と身を引く北川さんはですねえ、ぜんっぜんいい女じゃないし賢い女でもないし、しがみついて樹木の方に振り向かないようにしろよと、ずいぶん年上で既婚のわたしは思うのですが、でも今の若い子はそうしちゃうんだろうなぁー。
「傷つく人はわたしだけでいい」とか、「自分に正直に生きてほしい」(当の本人ですらそんなこと気付いてないのに)とか、思っちゃうのかなー。
世の中の真実なんて暴かなくてもいい時があるんですよ…。若い。青い!


 人生の主人公は自分なんだから、もっと自分を大切にしてよと思う。モブはモブでいろ、なんてつまらない!!人生はきれいには終わらないし、誰かの人生を華やかに彩るのもそりゃ素敵だけど、自分をあえて傷つけてまですることではない。(別れた時点では拓実的には樹木は恋愛対象としてほぼ眼中になかったわけだし)


 まこっちゃんもがんばったんだけどな…。付き合う前に手出しちゃったからな…。あんなのドラマじゃなければ悪手の極みじゃん…。


 そして最終回。設定的に序盤からコロナ無視してんなぁ(レジにシートがないコンビニ、もうすでに懐かしー)とは思ったけど、あんなにばっちり何度もキスシーンが入るとですね、やっぱりね、思いますよね。それまでさんざんコロナ無視して楽しんでたのに、「あっ、コロナ!」って。

ごめん、今はときめけない。


 あとクリスマスが重すぎーーー!

 なんなの、24日じゃなきゃダメとかーーー!

 独身めんどくせえーーーー!


 12月24日に一人で何が悪いんだよ、別にいいじゃん、もうそうやって古い価値観振りまく時代じゃなくない??


 まこっちゃんもきれいに別れちゃったし、ドロドロや悪人にしたくなかったんだろうけど、物語の都合で動くよりも、自分を大切にする人を見たいなと…思ったんだ…。

 中盤に社長をあきらめてまこっちゃんと向き合おうとする樹木は、前向きでとても良かった。うーんうーん


そんな感想でした!
また商品開発ドラマ見たいな〜!



*1:劇中では3、4番手のコンビニということで現実的にはデイリーヤマザキくらい?と思うのだけど、コンビニ最大手のセブンとコラボするのはいかがなものか。せめてローソンかファミマにしなよと思ったりした…

年末年始の推し事

年末年始は怒涛の…推し事。
いやぁ、大変だった…。

わたくしの年末年始スケジュール

12月
20日 及川光博の初の配信イベント(FC限定)
23日 #リモラブ最終回
24日 MIU404シナリオブック発売、星野源インスタライブ
25日 MIU404ブルーレイbox発売、星野源ぴったんこカンカンミュージックステーション出演
26日 逃げ恥電波ジャック
27日 最高の離婚9〜11話、TVerで無料配信
28日 綾野剛モバイル動画公開
29日 タイガー&ドラゴン一挙放送、〜3日くらいまで、TBS野木亜紀子祭り・逃げ恥、アンナチュラル一挙放送、星野源オールナイトニッポン(ラジオ)
30日 及川光博初の同時配信生ライブゆくみっちー、NHKBS4K「星野源 Live in New York」再放送
31日 同2日目・くるみっちー、星野源紅白出演


1月
1日 あけましてねほぱほ(野木亜紀子コメント)、あたらしいテレビ(野木亜紀子出演)、ミッチーライブアーカイブ配信開始、radio connecter及川光博出演(ラジオ)
2日 星野源モニタリング出演、逃げ恥SP、箱根駅伝綾野剛と見る(概念)
3日 MIU404一挙放送、コサキンでWAO(ラジオ)、ミッチーFC会報届



ええ、ええ、細かいそれぞれの感想はそれぞれ記事を書きたいんですけど、もうなんていうか、供給が過剰!嬉しい悲鳴。
とりあえず記録とざっくり感想をまとめておくことにしました…。

及川光博関連

ミッチーよかったね、ほぼ1年ぶりのライブができて!本人は生ってことにとても心配(変顔とか失言とかにw)してたのだけど、めっちゃよかった!例年行なっているカウントダウンライブ「ゆくミッチーくるミッチー」を、年越しではなく年内に、遅くない時間で、席も埋めずに間隔をあけるので2日に分けて…と開催されたのですが、構成はほぼ通常のツアーのワンマンショー。しっかり歌ってトークして、そのいつもの長めのトーク中に換気をするという構成。いつもの「ゆくくる」は家族持ちとしては参加が難しいので、配信ありがたいです~!

ファンのコール&レスポンスや歓声が醍醐味のミッチーのライブ、声無しはやっぱ寂しいなあと思っていたら、グッズでタンバリン(ミッチー曰く「トラック野郎」がツボ)、歓声は去年のツアーの音を録音したものを執事チェホフがボタンを押して流すという技で、配信で見てる分には違和感なく楽しめました。キャーって言われたいミッチーもこれで大丈夫w
あと定番の「○○ですかー?」という掛け合いも、ミッチーが疑問形じゃなく「○○です!」って言うことで、観客が声を出すのをうまく回避していました。声を出さないというプレイだよって言ってたw
コロナになるずっと前からやっていたという遠隔技の一つ、「遠隔ハグ」も繰り出し、思わず客席からちょっとだけ声が漏れるという事態もwwwしょうがない、しょうがない。


ライブ前に視聴者のコメントにも反応するタイプのトークイベント生配信があったおかげで、本当に生でやってるんだなぁ、と実感できたし、わたしは行かない選択をしたけれど、現地へ行ったベイベーの皆様が声は出せずとも会場を盛り上げている様子に感動しました…。ありがとう、ミッチーを支えてくれて…。

ていうか前日になっても、ちゃんと開催できるだろうかとハラハラしていたので、無事開催できたことがもう100点!!ありがとうありがとう。
あとよく「配信ベイベー!」ってカメラ目線で呼んでくれたので、いつものライブDVDよりもなんかちょっと嬉しかったな。
配信組は配信組で、会場で出せない声はわたしたちがコメントする!って団結しているように見えて、それもよかったー。


セットリストは事前アンケートの人気上位20位以内で構成したというだけあって、定番の人気曲から、今年はそれだよねーという、筒美京平さん作曲の楽曲もあり。定番曲「死んでもいい」は別バージョンの歌詞の「テイクマイハート」になってて、ですよねー、そういう細かい配慮、ありがとうミッチー。


アーカイブが11日までなので両日2時間半オーバーの配信、せっかくなのでできるだけ見返したいと思いますー。
live2.nicovideo.jp


MIU404円盤・シナリオブック

特典映像は1人で見るのがもったいなくて、友人と時間合わせて同時視聴をしていました。と言っても「ぎゃあああ!」とLINEでお互い叫びまくるだけだったんですがww


オールアップ集・冒頭の綾野剛がマジで意味わかんないんですけど???w (見てくれ)


あと同梱のnogi noteで、ずっと疑問だった「星野源は免許持ってないけどメロンパン号の撮影どうやってんの??」という疑問が解決しまして、わあーってなりました。


そして年末に公式から投下された爆弾。


で、隠しボタンがあることが発覚しましてですね、見つけたら、大変なことになってしまい、その中で「これ需要あるのかな」と言われてましたが、、、需要ありますうううう!!
とりあえず一回見たんだけど、ちゃんとじっくり見たい…。


シナリオブックはまだちゃんと読めてないので、DC版見ながら読みたいなぁと思います。
とりあえず4話のあのシーンはあそこまでするとは脚本に一行も書いてなくて「星野源…!」ってなりましたけどもね。誰かこの気持ち共有して!



ドラマ「最高の離婚

友人におすすめされて、TVerで無料で配信されてたので見たのですが、綾野剛演じる諒ちゃんがほんともうダメダメだけど、うわーーーん、かわいいーーー!綾野剛め!あんなもじゃ髪のくせに!w ってなりました。
瑛太演じる主人公みつおが超絶面倒くさい男で、序盤ぜんっぜん好きになれなくて大変だったんですが、尾野真千子綾野剛カーネーションじゃん…という気持ちで見ました。勧めてくれた友人はストーリーにもすごくハマったらしいけど、主人公のみつおとWヒロインの片方、あかりがどーしても好きになれず、「諒ちゃんかわいい」で終了…。もしわたしが劇中世界にいたら、諒のまわりのモブその5くらいになってそう。なりたい。


「アンナチュラル」一挙再放送

30日深夜から一挙放送ということで、当時リアルタイムで見ていたし、今年も見返したりもしていたけど、この時代、コロナ禍で第1話をみんなで見てみたいなと思って一挙放送の1話だけでもと見ました。

1話「名前のない毒」にはMARSコロナウィルスが出てくるのですが。PCR検査も出てくる。しっかり調べて作られているから、何年経っても視聴に耐える強度を持っている。
ほんとねえ、2、3年前に物語の中で描かれた世の中、全くその通りなんですよ…。犯人捜し、最初の被害者・そして遺族へのバッシング、それを煽るワイドショー。物語の中では原因究明され、簡易検査薬も存在していて、終息に向かうけれど、現実はそれ以上に過酷で。やさしさを持ちたい。あと生きていくから、こんな時だからこそ食べなきゃな、生きよう、って思いました。

アンナチュラルはほんとよくできてるドラマで、そのままうっかり2話も全部見た。好きなんだよなああ、本気で作っているからこそ予想を超えてくる感じが。MIUもそうなんですけど。
最終回に回収される1話の伏線も見事で…。

見たことない人、おすすめです。脚本は野木亜紀子さん。監督もプロデューサーも、MIUと同じスタッフですー。



NHK「あたらしいテレビ」(2021年1月1日放送)

こういうの好きなんです、番組として。2020年のテレビを振り返るリモート討論番組。2020年5月にも放送してたんですけど、それもすごくよかったので楽しみにしていました。

いろんな話題があったけど、もう完全に映像コンテンツとして、テレビ番組ってジャンルが大手ではなく選択肢の一つになってしまったんだなと。わたしも含め、テレビって中年が見るものになったんだな~。
佐久間P、野木さん、ヒャダインさんがしっかりした現代の感覚を持ってテレビを批評している姿にも痺れました。これからのテレビがもっと良くなりますように!



もうひとつ、ラジオですが似たような企画の番組が年末に放送されてまして。そっちも聴きました。


TBS文化系トークラジオLife
www.tbsradio.jp
星野源の話がちょいちょい何度か出てきたり、2020の総括的な、テレビ、ゲーム、ネットの話がすごく真面目にされてまして、聴き応えあったなぁー。


以前このブログで紹介した歌人のくどうれいんさん*1がアフタートークで出るというので興味を持って聞いたんですが、BTSの話題から突然のミッチーへの言及にびっくりしたw
そうだよ「僕かっこいい」「愛してるよ」って自信満々なコンテンツ提供をしてくれるのが及川光博だよーwアイドルではないけれどw
twitcasting.tv
そのあたりの話は外伝その1の47分くらいから。サラッと流されたけどw
ラジオ本編の方も長いけど良かったんで、お時間のある方はぜひ。公式サイトで聴けます。


逃げ恥SP

これは別記事立てたいと思うのですが、、、あの頃のわたしが成仏した!!うわーん!あの頃のわたしの辛さと、誰かの今の辛さが見えて、なんていうか。そうなの…!そうなんだよ辛いよねーーー!あの頃のわたしを肯定してもらえた、そんな気持ちになりました。

コロナ描写に関してはかなり丁寧にされていて、あの頃のまだウィルスについてよくわかっていなかった頃の、あれが売ってないとかそこまでしなくても、という感染対策とかまで。そうだよねええ。このコロナ禍で妊婦さんや小さいお子さんを持つ方の不安はいかばかりか…。しかもそれはまだ続いている…。
数年後も見られる前提でかなりしっかりとしたコロナ描写が入っているな、繰り返し見られるという想定で作られている…と感心しました。


まだ1回しか見てないんだけれど、またじっくり見返したい。今はリアルタイム視聴率や録画数だけでなくTVer視聴数も重視されてるそうなので、録画もしてるけどTVerでも見ます。



MIU404一挙放送

「なぜ本放送全部見て全部録画してBOXも持ってる上にParavi契約もしてDC版何度も見てるのに一挙放送をリアルタイムで見届けるのか」と家族に言われながらも見守りましたw
いまだに見返し続けているドラマでして、すごく楽しみにして、3日は仕事を休みにして朝4時にアラームセットして見たんですけど、いやー、1時間15分拡大を1時間でとか、途中ニュースやら長めのCMを挟みつつの一挙放送なのでカットが多くて、「あそこのシーンがない!」「ここのセリフがない!」と言いながらも、「話としてつながっている…!すごい…!」と謎の納得をしながら見るという、そんな11時間。

せっかくなのでシナリオブック片手に見てました。
やっぱり好きいいい!結局またDC版が見たくなったのでまた見返します。

Paravi(パラビ) - 人気番組が楽しめる動画配信サービス

paraviは登録後2週間無料なので無料期間でDC版も余裕で見れるはず。ぜひー





あと年末年始、恋あたと高専ロボコンも見た!よかったけど、恋あたは最終回はもんやり。うーーん
岸部露伴とか魔改造の夜とか昆虫すごいぜとかモニタリング、岡崎体育ヒャダインの番組は録画したまままだ見れてないので、今後も年末年始の延長戦がんばります。






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*1:くどうれいんさん、こちらの記事で紹介してた方ですー。 gdno.hatenablog.com

とんかつDJアゲ太郎はコロナ禍の希望(ネタバレなし)

見てよかった「とんかつDJアゲ太郎

なにかと話題の映画「とんかつDJアゲ太郎」。
見てきました!すごく、よかった…!


wwws.warnerbros.co.jp


元々は原作の設定のバカさ加減(フロアをアゲることととんかつを揚げることはつながっている、的なコマ)だけを知っている状態で、面白いんじゃないかなーというぼんやりとした期待を胸に公開を待っていたのですが、色々、色々がありまして、公開されるのかハラハラしていましたが無事10/30公開。



映画『とんかつDJアゲ太郎』本予告 2020年10月30日(金)公開


この記事を書こうと思ったのは、原作ファンでもない、出演俳優のファンでもない、クラブ関係者でもないいわゆる「普通の人」のわたしが、「この映画いいよ!」って言いたいなと思ったからです。
今!見て!!!


ちなみにタイトルにネタバレなしと書いたけど、この映画どこからがネタバレなのか正直よくわかんない。
でもそもそもこの映画は内容を知ってたとしても、楽しむポイントはストーリーではないのです。音です。音を楽しむのだ!

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